2009-11-17

ファンキーな映像と武士道精神 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 岡崎能士氏原作のコミックを映画化した第二弾。
サミュエル・L・ジャクソンが
主人公・アフロサムライのキャラクターに惚れ込み、
プロデュース&声優を務めたと聞き、本作に興味を持ちました。
ここ数年、急激にアニメやCG映画が増えはじめた気がするのですが、
ジャパニメーション(日本製のアニメ)なる俗語もあり
世界中で人気があるようですね。
日本は、私が思っていた以上にアニメ大国だったようです。

 私は第一弾は観ていないのですが、
いただいたパンフと映画の冒頭の解説から
今回の物語は「復讐の復讐」なのだとわかりました。
全体的な雰囲気としてはタランティーノ監督の「キル・ビル」風です。

 サムライですがアフロヘアにピアス、音楽はヒップホップ、
そして熊さん顔のダース・ベイダーもどきも登場し、
敵役の取り巻き達は何故か獅子舞、ひょっとことバラエティー豊かな顔ぶれ。
この、ちゃんぽん状態が妙に可笑しいんですが
決してミスマッチではないから不思議。
時代劇に有り得ない要素のバランスがいいのだと思いました。

 それとアフロのキャラが、寡黙で自らの命を捨てる覚悟を持っていて、
けじめのつけ方が侍そのもの。
これが、ちゃんぽん要素をキリリと引き締めている気がしました。
ラストでの二番のハチマキの行方も良かった!

 ファンキーな映像に武士道精神、
日本人が観ても楽しめる時代劇だと思います。

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ブルーベリー

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