酒井法子が湾岸署から40日ぶりに釈放され外のマスコミに向かってお詫びを述べた時の微笑みが、「さすが芸能人」「反省してない」などと騒がれていた記事の間違いを指摘したいと思います。
唯一正しい分析をしていたのは朝のワイドショーで元検察官で弁護士の人が述べてたのは「人は緊張しているとき、その緊張を解こうとして筋肉を無自覚に動かし、それが笑顔に見える時があります。私も被疑者を取り調べているとき笑顔になる被疑者がいるのを何度も見ています」と解説をしていた。さすが実体験からくる解説でした。
僕も緊張して笑顔になった経験がある。映画『ビルマ、パゴダの影で』という映画を配給しているときイベントでシンポジウムを行った。その時、司会をしていてなかなかうまく進行出来ず緊張が高まった。後でお客さんのアンケートを見ると司会の人が笑っているのが気になったというのがあった。笑ったつもりはないが、そう見えたのだろう。
で、今回の酒井法子ですが、40日間留置所暮らしで初めて外に出てくる時が彼女の最も緊張するときだったと想像出来ます。その後の記者会見では笑顔を見せていない。自分を落ち着かせるために“笑顔筋”が働いたのでしょう。
これは想像ですが、笑顔に見える筋肉を使うと脳になんらかの落ち着けという信号が送られるのでしょう。
このことから学べる事は、人前でしゃべらなければならない時、面接があるときなど自分が緊張しそうな時にあえて笑顔を作り、脳に「落ち着け信号」を発すれば落ち着くという事。
試してみてはいかがでしょうか。
酒井法子の微笑みの意味は、彼女の緊張が極度に高まったのが湾岸署から出所した時という事だったというサインと読み解くのが正しいように思います。