2009-09-05

久々に見た面白くて何度でも見たいと思える映画 このエントリーを含むはてなブックマーク 

久々に見た面白くて何度でも見たいと思える映画の試写会。

さすがに、枯れ始めている(?)ハリソン・フォードの人間性が

前面に出た、考えさせられる映画である。

最近、日本でも、不法滞在によって子供だけ日本に残って両親が

強制送還、なんて話題も出てきているが、グリーンカードが

頑張れば取れるチャレンジの国、アメリカでは、同様なストーリーが

何万倍もあると思っても良いだろう。

副題のI.C.E.特別捜査官とは、ハリソン・フォードならどんな

スパイ?なんて思ったら大間違いで、移民局のベテラン捜査官の

人間としての心の動きを前面に出した、何通りかのグリーンカード

を求める移民たちの物語。ヘブライ語が出来ないユダヤ人とか、

中国系移民の一家とか、オーストラリアから一発女優として

あてたいと野心ともって観光ビザで滞在する女の子とか、

メキシコからの不法労働者とか、イランのアラブ社会を真面目に

考える女の子の一家とか、などなど。

実際、海外で数年暮らして、日本に住むのとは一味も二味も違う

こをと身をもって経験した者の一人ととして、かなり痛切に

感じる場面が沢山あった。

ロスのコリアンタウンの食料品マーケットが襲われる場面などを

見ていると、10数年前に実際に起こったロス暴動を思い出して

しまった。生きていくって大変だけど、人間は本来、その他の

チョイスはないはずなんだけど、と思いながら見た。

細かくチェックしたい点がいくつもあったので、2回めの鑑賞を

今から楽しみにしたい。

小さな声で

私はハリソン・フォードとリチャード・ギアって、容姿プラスアルファ

だけの大根だと思っていたのですが、見直しました。

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ジークフリート太郎新之助

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ジークフリート太郎新之助

“映画と舞台大好きです オペラと日本の古典芸能がもっとも得意。 自慢はパヴァロッティつき通訳をやったこと。”