昼間は仕事。
夜、下北沢へ。知り合いの方のお誘いで本多劇場『エル・スールーわが心の博多、そして西鉄ライオンズー』を観る。作・演出/東憲司、出演/たかお鷹、高橋由美子、松金よね子、有坂来瞳、清水伸。『Always 三丁目の夕日』よろしく昭和30年前後の博多スタルジイもの。あの映画には登場しない朝鮮人と売春婦を絡ませるあたりは良いし、綺麗にまとまった構成も飽きさせなくはあった。松金よね子が出色。しかし、こないだから高橋由美子の舞台を連続で観てるな。誤解されそうだ。ファンなの?
終演後、近くで飲んでから帰宅。夜中まで開いてる近所の古書店に寄って『戦場のメリークリスマス』のムック本を450円で購入。ついでに『スタジオ・ボイス 1993年6月号』を350円で購入。「特集New Text」。この頃は開発チエがよく書いてるなあとか中学生の頃の懐かしい記憶が。書店を出るところで、CHIN-GO!さんに会う。さっきまでいた人と、CHIN-GO!さんはもっとライター活動して欲しい!と言ってたところだったのでちょっと驚く。
帰宅。DVDで『処女ゲバゲバ』の冒頭を流す。スチールの街頭風景ショットが重なり、やがてオーヴァーラップして荒野へと変わる瞬間を何故か繰り返し観る。街を荒野へと変貌させることの重要性。
そういえば日活がロマンポルノのプリントをジャンクしているという噂。確か90年代前半でも大量ジャンクがあったハズだが、現在残って名画座にかかるようなプリントもDVD化されたものはジャンクされているとかいないとか。有志がニュープリント焼いたりしているのに、イタチごっこのようにあると思っていたプリントが失われ、またニュープリント焼かなきゃみたいなことになるのだろうか。せっかく最近『(秘)色情めす市場』ニュープリント焼いたのにもうプリント無くなってる、みたいなことにならなければ良いが。ただ、この手のハナシが大きくなると90年代前半のジャンクの時もそうだったがネガ廃棄という誤解を生むので注意。ピンク映画などはネガから廃棄されたり、東映はネガの保存が悪いとかそういったハナシと混同されて雑誌にプリント廃棄をネガ廃棄と堂々と書いてあったりすることもあるから困る。
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