昼間は通常営業。変なメールが来て苦笑。どっかで本名と住所が漏れてる？映画方面は気狂いが多いから一応注意。
夜、ユーロスペースで横浜聡子『ウルトラミラクルラブストーリー』（☆☆☆）を観る。シネマート新宿で、はじまって５分で寝入ってしまい気付くと100Sが流れているエンドロールだったという失態を経てのリベンジ。ポイントカードが貯まっていたのでタダで観れたので良しとする。自分の中での言い訳に過ぎないが。
しかし、肝心の映画には意外なほど乗れず。『ジャーマン＋雨』の時は、映芸のベストテンで「横浜聡子は、今後日本映画への揺さぶりをかけてくるに違いないと予想する。」とか書いてしまったのに。全然揺さぶられなかった。相変わらず現実と寓話の越境を楽々とやってのける才には感嘆するものの、どうにも作品の世界に入れない。まるで別世界の出来事というか川向こうの出来事を眺めている感が最後まで抜けず。そのせいか、またも眠気に襲われたので前回寝入ったのは必然だったのかとか、方言がきつ過ぎるせいなのかとか要因が映画外にあるのではとも思いつつ、虚構への越境を苦もなく可能にしてしまう監督ゆえに何が起こっても驚かせないことが逆に映画そのもののエモーションを削いでいるのかとも思う。頭上を飛ぶヘリ、これ見よがしになるハズの花火がごく当然のように成立してしまうことの驚きなど映画らしさに満ちた作りになっているのに、それが観ていて何らこちらの感情を動かしてくれない。脳味噌のくだりにも何も感じず。キスシーンが無くとも構わないが、これでウルトラミラクルラブストーリー？と思ってしまう。
納得できないまま帰宅。
