先週金曜に抽選に当選し1月にアメリカで公開されてから
鑑賞するのを首を長くして待っていた『96時間』を観てきました。
もしかしたら劇場公開されずDVDスルーかもという不安もありましたが
無事公開されるようで何よりです^^
あらすじ:
カリフォルニアに暮らす元CIA工作員のブライアン(リーアム・ニーソン)は
離婚した妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と裕福な再婚相手である
スチュアート(ザンダー・バークレー)と共に暮らす
ずっと疎遠だった17歳の娘キム(マギー・グレイス)との
絆を修復することが彼の唯一の願いだった。
そんなブライアンにキムが初めての海外旅行の許可を求められたとき
キムの無邪気さに不安を抱いたブライアンは
一度は頑なに却下するが結局許しを与える。
最愛の娘が落胆の涙を流すよりも
喜ぶ姿を見たいという親心を抑えきれなかったのだ。
しかしブライアンの不安は、最悪の形で現実のものとなる。
キムと親友アマンダが滞在するパリの宿に、突然謎の一味が乱入してきたのだ。
そのときバスルームにいたキムは、ブライアンと携帯で話している最中だった。
窓越しにアマンダが拉致される光景を目のあたりにしたキムは激しくうろたえるが
ブライアンは彼女を励まし、できる限り状況を把握しようと試みる。
一味の人数や特徴をキムに伝えさせ、すばやくICレコーダーで通話を録音していく。
ついに一味の魔手はベッドの下に隠れていたキムの身に迫り
彼女の凄まじい絶叫がブライアンの胸を突き刺す。
このときすでにブライアンは
これから自分が為すべきことが何なのかはっきりわかっていた。
「お前が何者なのかは知らない。何が目的なのかもわからない。
身代金を望んでいるなら言っておくが、金はない。
だが、俺は闇のキャリアで見につけた特殊な能力がある。
お前らが恐れる能力だ。娘を返すなら、見逃してやる。
だが返さないなら、お前を捜し、お前を追いつめ、そしてお前を殺す。」。
自らの手でキムの奪還を誓ったブライアンは
電話の向こうの犯人にそう通告するのだった。
元工作員として幾多の修羅場を潜り抜けてきた彼は
あらゆる危機に対処できる特殊なスキルを備えていた。
そして、キムとの通話の音声から犯人の一味はアルバニア系の人身売買組織だと判明。
過去の事例から、事件発生から96時間が過ぎると被害者は救出不可能だという。
わずかな手がかりをたどって単身パリへ発ったブライアンは
暴力と欲望が渦巻くパリの闇世界へと突き進んでいく。
しかし、キムを救い出せるタイムリミットは刻一刻と迫っていた。
感想:
今年のスーパーボウルに熱狂する今年1月末に封切られ
(例年、1年でもっとも映画館から客足が遠のく時期)
誰も予想しなかった大反響を呼び起こし、初登場1位を記録したどころか
9週連続トップテン入りのロングランを達成した話題作です。。
物語は、一言で言えばよくあるアクション映画なのだが
これを『レオン』等で知られるリュック・ベッソンが脚本及び製作を担当したことで
スピード感と爽快感溢れる作品に仕上がってます。
そして、この作品の成功の最大の要因は、主人公ブライアンを演じた
リーアム・ニーソンの存在と言えます。
『シンドラーのリスト』、『SW エピソード1』に
『ナルニア国物語』シリーズでアスランの声を担当し
演技派の名優といえる彼が、アクション映画の主役を張るという意外性と
その演技力で、無茶な物語に説得力を与えているからです。(プラス安心感も)
娘を救出する為には、文字通り何でもして、細かな点から犯人一味を突き止める
そのプロットも良くできており、余計なシーンもなく
93分と適度な時間にまとまっているので、一瞬たりとも飽きることなく最後まで
物語を楽しむことができました。
愛する娘の為なら、法律だろうが友人だろうが躊躇なく打ち破るその姿に痺れました。
余計なこと考えず、パパの無茶しまくりの救出劇を目に焼き付けて欲しいです。
この夏のアクション映画では、一押しです。
(点数:70点)
↓この台詞かっこええ!
I Don't Know Who You Are
I Don't Know What You Want
But If You Don't Let My Daughter Go
I Will Find You
I Will Kill You
原題:TAKEN
製作年度:2008年
製作国:フランス
監督:ピエール・モレル
出演:リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、リーランド・オーサー
ジョン・グライス、ファムケ・ヤンセン
(8/22公開)