2009-06-07

ワイアード最終号、次代へのキーワード このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブログ「だめ日記」から
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「Esquire」最終号の特集は、「21世紀、カルチャーマップ。未来に伝えたい100のこと。」です。後ろのほうの時計カタログを除けば、読みごたえがあって楽しい。この号を見ていて、「WIRED」の最終号を思い出した。

先端ジャーナル[ワイアード]最終号は、「次代へのキーワード」と銘打った1998年11月号。「Esquire」の、いろんな人の語りで構成された誌面とは違い、こちらはいろんなキーフレーズで構成されている。

□ パソ通カラオケが林立する理由
□ インターネットテレビの後継者たち
□ 使ってみました、電子マネー。
□ 「オンライン新聞」のそれから
…などなど。ちなみに、パソ通カラオケが林立したのは、ネット配信事業への先行投資の意味合いが強かったから。インターネットテレビの後継者として挙げられているのは、「ウェブ・フォンと呼ばれるブラウザやメールを搭載した電話」。「使ってみました、電子マネー。」の項には、「渋谷スマートカードソサエティ(SSS)で、VISA CASHを実際に使用してみた」と書いてある。

「オンライン新聞」の展開に新聞各紙がコメントを寄せているが、「今後、紙の新聞とオンライン新聞はどのような関係になるでしょうか?」という質問に対し、朝日新聞と産経新聞は「互いに補完し合う」というような回答。日経新聞は「共存していく。オンラインで第一報を中心にニュースの概要を伝え、新聞は深堀の解説・評論に傾倒していく」、毎日新聞は「新しいメディアの創出は、新聞=紙メディアの相対的な地盤沈下をもたらすが、同時にコストパフォーマンスの向上をもたらす」と。そして読売新聞は、「21世紀も紙の新聞を中核とした言論機関であり続けることを目標としている」と回答しています。

オンライン新聞の発足はだいたい各紙96年~97年頃ですが、毎日新聞は84年と圧倒的に早い。

この特集には「さらば、愛しきデジタル業界」という座談会もあって、高城剛、千葉麗子、江並直美、伊藤穣一、飯野賢治、服部桂、小林弘人という結構なメンバーが集結。小林弘人さんは最近「メディアレビュー・ジャパン」というサイトを立ち上げましたね。そしてあの頃は確かにチバレイや飯野賢治を雑誌でよく見かけたものでした。こういうのを掘り返すと、雑誌っていいなって思います。

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mari

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mari

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