事務所の近くに常設会場ができたので、話題の展覧会「DIALOG IN THE DARK」に行ってきた!
簡単に説明すると「DIALOG IN THE DARK」は、一寸の光もない暗闇な空間を、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験する展覧会です。
http://www.dialoginthedark.com/
そんで、行ってきた感想をどうしても言いたくなったので、ネタバレしない程度に書きます。
大きな発見は二つ。
「真っ暗闇な空間」って、アタマで想像してたのと全然違ってて、入り口の暗闇で、一瞬パニックに陥ってしまった・・・。
なんていうんだろう?
実は、目に見えているモノだけを、「視覚」として捉えていたわけでないことを知った。
なので、一番最初にパニックになったのは「空気」が見えなかったこと。
「空気」が見えないのなんて、当たり前じゃーんって思うかもしんないでしょ?
ところが、空気が見えないので、当たり前のようにしてたハズの「呼吸」もどうやっていいかわからなくなって、息ができなくなってしまった・・・。
そして、自分のカラダがどんどん遠くにいってしまう感覚とミクロのレベルまで小さくなっていってしまう感覚に襲われた。
(これは不安にならないよう明るくアテンドしてくれる障害者の方のおかげで、数分後には暗闇に慣れることが出来た。)
もう一つ。
ボクたち目の見える人間が、視覚障害者の感覚を本当の意味でシミュレーションできるはずがなく、全て、展覧会の中で起こることは、脳内でヴィジュアル化されたということ・・・。
つまり、全ての出来事を“見ていた”のだ。
途中から、完全に(脳内でヴィジュアル化した風景を)見ながら、全てを体験していた自分がいた・・・。
余談ですが、この展覧会の後、視覚聴覚触覚・・・などの感覚に、もうひとつの感覚というものに目覚めたような気がしました。
(決してオカルト的な意味でない。)
大人気でチケットが取りにくいようですが、皆さんにも是非体験していただきたいと思います!