パンフレットから洋菓子店のメニューのようにかわいくて、おもわずにっこりほほえんでしまう。
オーナー、天才パティシエ、見習いパティシエ、ウェイターの男4人だけの洋菓子店。
個性的なお店には個性的なお客さま。
物語はミュージカル調で軽やかに、色とりどりのケーキの数々がとてもかわいくも華やかにもなり。
「女性客が多いから」という理由でケーキやをオープンしたのに従業員は男だけなのをまぎらすように「Antique」の看板に女の人をあしらってるあたりとても洒落ている。こういう小技が小気味いい。
ケーキは本格的で、実際にパティシエの修行をして焼いている。フランス語もレッスンを受けているという徹底ぶり。
ガトー・オペラ
シャルロット・オ・ポワール
シュー・パリジェンヌ
チョコレートシフォン
オレンジゼリームース
レモンクリームタルト
紫イモのモンブラン
ピスタチオ・ラブリコ・プロネーズ
ラベンダームースケーキ
モンブラン
ココナッツジュース・ババロア
デリス・オ・フランボワーズ
クロワッサン・アップルパイ
チョコクロワッサン
クロカンブッシュ
リュバーブ・フレーズ
チョコレートムース
イチゴのムース
たくさんのケーキが並ぶショーウィンドウからこれ、と思うものを選ぶ。
買い手のお客さまにも、売り手のオーナーにもいろんな事情があり、人生があることを教えてくれる。
オーナーの幼い頃にあった事件も、このケーキがキーになる。
映画でありながら舞台劇を見ているような、俳優のいきいきとしたかんじがとても伝わってくる作品だった。
そして見る目の満足だけではやはり終われない私。笑
さっそくケーキを買いに行こうと思う。
こんな私は今、とても幸せだ♪