建築関係者とお会いする機会が多い。
コールハースDVDをリリースしたのがキッカケで大学の友達に
2年ぶりくらいに会ったり、日本の建築界の最前線で活躍されている
人たちと知り合えたり、自分にとってはとても大きなことだ。
先日の「建築学生のハローワーク」という進路に悩む建築学生に
とっては目から鱗のような本の打ち上げにずうずうしくも参加して
アップリンクのファンだというやたら男前の若手建築家の方や
昔からファンだったぽむ企画の方とお話できたり、しばらく
遠ざかっていた建築の世界が一気に自分の周りに広がってきた。
映画の世界と少し違う感じがするのは、建築はその作品よりも
ジャーナリズムや様々な思想が業界を活性化させていて、そこが
面白い部分のような気がする。
(これはコールハースが言う、資本主義的恩恵を建築が受けていない
はなしと関係する。つまりほとんどの場合、建築の最終的な評価を
決定するのは建築関係者自身だ)
三国志のように色んな政治や戦略が面白い史実と同じように
ワールドミュージックを楽しんだりすることはあるのかなと
去年、少し変なことを考えた。
建築家をいろんな戦国武将になぞらえたりするのは面白い。
建築を作ることや考えることが未来を作ることや考えることだと
すると、建築家や建築ジャーナリズムで巻き起こる議論は
突っ込みどころが満載だったりするのも含めて面白い。
ただ建築の世界って映画や音楽と比べて「一般」から結構
かけ離れているから、自家中毒気味になってしまう。
もっと建築を身近なものとして考えるひとが増えると面白いと
思うんだけどなぁ。プロフィールに趣味で建築鑑賞とか、
好きな男性のタイプに若手建築家の名前が出てくるようになるのを願う。