2008-03-04

「俺の嫁」という表現 このエントリーを含むはてなブックマーク 

オタクのキャラ愛を表現する場合に「俺の嫁」という慣用句が用いられる。
たとえば、らき☆すたのこなたは俺の嫁。ハルヒの佐々木は俺の嫁、等。
んで今、某画像掲示板で「フィギュア作ってみたいんだ。好きなキャラを作ろうと思い、俺の嫁を作ることにした」という一文を読んで思ったこと。
どうしてオリジナルではなく他人の創造物なのかという疑問が沸き、
その次に、「俺の嫁」だから他者でなきゃ成立しないのか、と思った。
どうせなら自分自身のイデアたる女性を作ればいいじゃないかとも思うのだが、
自分自身の中のものを具現化することよりも、他者と交じり合いたいのだろうな、と思った。
つまり、自分の中を覗くのは厄介だ、現実の他者と交じるのも厄介。でも交じり合いたい。だったら他人の作品と交じり合えばリスクもなくなる。折衷案として「俺の嫁」なんだろうな。
その気持ち痛いほどよく分かる。
俺が分かっちゃだめなんだろうけどな。

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