ブログ「だめ日記」から
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「マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル 魂のバロック」の裏方をしに名古屋へ。愛知県芸術劇場は広い！小雨降る中、大勢のお客様がいらしてました。
富士山頂でバッハを演奏したことでも知られるマリオ・ブルネロ。と一緒に素晴らしい演奏を聴かせてくれたのは、イヴァノ・ザネンギ（リュート）、ロベルト・ロレジャン（オルガン、チェンバロ）、フランチェスコ・ガリジョーニ（チェロ）の面々。
この4人は本当に仲が良くて、常に笑いが絶えない。特にイヴァノ・ザネンギは最高のムードメーカーで、演奏が終わって袖に戻るたびに、何か言っては他の3人を笑わせる。何か言っちゃあ4人で爆笑。ブルネロのスタンバイが少し遅れていると見るや、私に向かって「ブルネロはモオォルト！」と目を閉じ、胸の前で手を交差させてみせる。歩いて15分ほどのホテルに、雨降ってるしタクシー呼ぶよって言っても、歩くからさ、といってさくっと帰る。トン・コープマンに師事したというロベルト・ロレジャンは生真面目な理知派という雰囲気で、ガリジョーニは気のいい好青年。そしてブルネロは常ににこにこしていて、とても素敵なひとでした。
拍手に応えてアンコールを数度繰り出した4人。彼らの嬉しいサービスに客席からもどよめきが上がるほど。まったく充実の演奏会でした。
