ブラインドネスという、目が見えなくなる病気が蔓延する。
特に予習はせず、それだけしか知らずに観に行った。
病気の原因を調べ、治療法を探す。
そんなストーリーを予想して観に行った。
全く、360度違った。(笑)
全然そんな陳腐な映画じゃなかった。
人間の本性が曝け出される映画だった。
人間の本性を描いた、怖いけどよい作品だった。
目が見えなくなった患者は、収容施設に隔離される。
部屋ごとにグループができ、外の世界と同じ出来事が繰り広げられる。
函の中でも必然的に起きる闘争。
その原因は、食欲、物欲、性欲である。
つくずく人間って・・・・・・と思った。
・・・・・・ には、度し難い生き物
他、いろいろな言葉があてはまり得る。
エンドはやや尻切れトンボ気味。
カタルシスを感じる終わり方ではないが題材を考えるとやむを得まい。
原作には続編があるとのこと。
それも肯なる哉。
なんで、伊勢谷友介と木村佳乃が出演しているのかわからなかった。
日本が製作に参加してるからなんだろう。
必然性は感じなかった。
途中で、なかなかすごい映像がある。
アイ・アム・レジェンドやバイオ・ハザードを想起した。
どうやって撮ったのか興味深い。
映像の処理が全体にやや白っぽかった。
そのためかジュリアン・ムーアのお肌が荒れて見えた。
映像のせいだったんだろうか?
そんなつまらないことが気になった。