2008-09-13

必見のドキュメンタリーです。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

反政府勢力による虐殺と児童拉致が日常茶飯事のウガンダ。もっとも危険なそん
な地に生を受けた子供たちにスポットを当てたドキュメンタリーです。
銃声を聞きながら育ったという3人の子供たちの口からは凄惨な体験が語られ、
恋しい父を思う振り絞るような嗚咽ととめどない涙に、胸が締め付けられます。
彼らを救うのは歌、ダンス、そしてダンス大会の優勝への思い。
家を離れキャンプ地で生活する彼らは、歌っているとき、踊っているときだけ、
まるで家に戻ったかのように笑顔で、家族と過ごしているかのように生き生きと
しています。
国一番の木琴奏者になるのだと、その希望は、恐ろしい現実を生きる彼にとって
の心の拠りどころ。強い強い意思と音楽への溢れる想いが伝わります。
何も持たない彼らの、歌とダンスは唯一の魂の開放、生きる喜び。
自身もちょっとだけダンスをする私としては、心震え、忘れられないドキュメン
タリーでした。

先日、難民映画祭で鑑賞する予定が、都合が合わず涙をのんで見送った作品でし
たが、今回鑑賞する機会をいただきありがとうございました。

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ほたる

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ほたる