ご無沙汰してしまいました。
野音がおわってから、どうにもぼけっとしてしまいました(笑。
もとい、先月の野音に来ていただいた皆さん、本当にありがとうございました。初日、2日目と要所要所で雨に見舞われましたが、最後までみんなぎゅーっと楽しんでいただけたようで嬉しかったです。今回は久々に映像も使い、SUNUIのみんなやキャンドル・ジュンさんの力も借りて凄く気持ちのいい演出ができたなーと。僕らは後でその内容を写真とかで知るのですが、いやー本当に奇麗でしたねー。あ、そういえば2日目だけですが、ZAKさんがちょっと音をいじってくれてました。ぶっちゃけそれが決まったのは野音初日で、観に来てくれてたZAKさんに思い付きで「明日空いてません?もし良かったらPAやってくださーい」と言ったら、ホントに当日来てくれてました(爆。なんともまーこれもすごい展開ですが、レコーディングや郁子のライヴではお世話になっているZAKさん、実はクラムボンのライヴで音を触ったのは初めて。これまた笑っちゃうくらい良くて、終わってからZAKさんにおもいっきり抱きついてしまいましたよ。本人も楽しんでもらえたよう。いやー、面白かった。
なんか、やっぱり野音っていうのは僕らにとって凄く大切な場所なんだなってのが、本当によく分かった気がします。毎年あそこで僕らは成長してるんだなぁ、と。あ、そうそう。個人的に残念だったのは、31日の公演が急遽決まったことにより、スケジュールの都合でスタッフやミンナとの「打ち上げ」がなかったこと(笑。みんな次の日のスケジュールがあるから、まるでクモの子散らすようにさっと片付けして、さっとお家に帰りましたとさ、ははは。落ち着いたら、みんなで呑みたいものです、ええ。
さて、「祭りの後」の9月。
僕は幾つかのプロジェクトのためにレコーディング。そして合間をみて、13日に長野で行う自分のソロ【micromicrophone】のリハーサル。
で、そのレコーディングの中に1つ、僕が今年の3〜4月くらいから行っていたプロジェクトのレコーディングがありました。内容は映画なのですが、なんとその映画の監督はあの【大林宣彦】監督。あの[時をかける少女]や[転校生]、「尾道三部作」のあの大林監督です。
僕も最初は本当に驚いたんですが、ほんとうに色々な縁があって、次回公開する映画の主題歌、挿入歌をやることになりました。詳細はもうすぐにお知らせできると思いますが、とにかく凄く尊敬していたし影響を受けた人だったので、その恩恵に答えるべく、自分としても出せる限りの力で製作に参加しました。いちおう曲の提供、そして主題歌はクラムボンで演奏しています。そして、これも後にお知らせしますが、その主題歌はある超有名な作家の詩を元に製作されてます。恐れ多くも、といった表現が適切なのですが、とにかく僕らのなかでは切っても切れない存在です。ぜひ告知まで楽しみにしていてください。
そしてもう明日になりますが【micromicrophone】では初の長野でのLive。クラムボンでも随分ご無沙汰だったりするので、行くのがホントに楽しみです。あ、でも郁子は今年行ったかな?とりあえず、主催してくれている【瓦RECORD】の会場を見せていただいたんですが、かなり気持ち良さそうな空間です。今回は僕一人で、今年のmicromicrophoneのLiveから使い始めているTENORI-ONを使っての演奏。一時間くらい、ゆっくりやろうと思います。あ、あとその後の夜中に同じく【瓦RECORD】にて[sleeping child -re- ~mother moon night~]なるイベントがあり、なんとそこでDJもします。久々の夜更けのDJで、果たして皆さんを踊らせる選曲ができるかはなはだ疑問ですが(爆、せいいっぱい気合い入れて頑張ろうかなと思いますっっ。近くにいらっしゃる方は、是非遊びに来てください。
あ、そして美味しいお蕎麦屋さんをぜひ教えていただきたいです(笑。
今はその長野の仕込みをしながら、という感じです。温泉入れるといいなあとか、余計なことを考えつつ、聴いているのはJean-Philippe Viretの新譜[ Le Temps Qu'il Faut ]。名盤[Considerations]の1曲目「Madame Loire」に迫るほどの強烈なロマンティシズム溢れる1曲目から、もう鳥肌立ちまくりの素晴らしいアルバムですね。なんとしかも今年の11月に来日するらしいじゃないですか!!しかも東京はオーチャードホール。これは観に行かないわけにはいきません。今はこのアルバムと、惜しくも今年に亡くなってしまったe.s.t.の最新作を交互に聴きながら、夜を過ごす日々であります。
では。