2008-08-04
デビュー作『天城越え』は、松竹の一連の清張モノのなかでは『砂の器』より遥かに上等だった。日本映画学校の学生だった時分に、制作実習でお世話になったけれど、茅ヶ崎のご自宅から専用のディレクターズチェアを持ち込み、学生たちを穏やかに見守っておられた姿が心に残っている。『ゴダールの映画史』について、熱心に言葉を交わしたことも。真のシネフィルであり、職人であった。
投稿日:2008-08-04 08:17
三村晴彦 / 天城越え
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