寝苦しい夜が続きます。最近は2時~3時に就寝する日々。昼間眠くならないように、できるだけ睡眠時間を確保しておきたいとは思っているのですが、決まって5時くらいに目が覚めます。暑い。体が水分を求めて無理やり起こされた感じ。冷蔵庫の麦茶が心地よく身体にしみわたる快感を得て、寝たりないと感じるときはもう一度ベッドへ、もしくは大概掃除を始めてしまう。
今日は違っていました。確かに暑くて寝苦しい。でも、加えて右手右足に数箇所、左手に数箇所、またこの季節を感じるかゆみに襲われて、目を覚ましました。かゆみはそのまま怒りのエネルギーに転換され、ヤツをしとめるべく耳を澄ます。音がしない。全身に神経を集中させる。左の二の腕に微かな痛みとかゆみを感じ、そっと目をやる。
いたっ!
次の瞬間、右手はヤツをしとめ、吸われた自分の血を確認した。計7箇所。朝からちょっとイライラしつつ、寝汗を冷たいシャワーで洗い流した。
「血。吸ってもイーけど、一箇所にしろよ。」
かゆみがなければ少しくらい血を分けてあげるのに、なぜかゆみを残すように進化を遂げてしまっているのか謎である。かゆみの原因は、Wikipediaを参照すると、
吸血を容易にする様々なタンパク質などの生理活性物質を含む唾液を注入(この唾液により血小板の凝固反応は妨げられる)した後に吸血に入る。この唾液が、人体にアレルギー反応を引き起こし、その結果として血管拡張などにより痒みを生ずる。
唾液は本来、吸引した血とともに蚊の体内に戻される。血液を吸引し終われば、刺された箇所の痒みはさほど感じることはない。何らかの理由で吸引を中断し飛び立った場合、唾液を刺された体内に残したままであるため、痒みが残る。蚊を叩き落す際、上から潰すと唾液が体内へ流れ込むため、指で弾き飛ばすと、痒みを抑えることができる。
だそうです。“何らかの理由”ね。寝ている最中なのでわからないが、僕が吸血の邪魔をしたのならしかたないけど、あっちもこっちも手をつけたなら、許せんね。ちゃんと唾液は引き取って帰ってください。そうしたら、自分たちも命がけで血を吸わなくてもいいのに―。と思うけど、まっ、増えすぎても困るから、自然界がバランスを取るためにそうしているのかもしれないけど。
真剣にベープ(蚊取り)を買ってこようか悩んだ金曜日の朝でした。