いよいよ本日最終日!
京都・細見美術館「春画展」に、4月8日(金)お昼過ぎに行ってきました。
ウワサ通り平日でも入場制限があり、ワタクシがいったときは「30〜50分待ち」。
だとしても、日本初の展示会であるからして(東京に続く)、これは行かねばならない!
事前知識は、MBS「ちんちんぷいぷい」で放送された、昨秋の細川護煕氏インタビューと、監修したという、日本ではじめて春画で博士号をとったという女性・石上阿希さん(36歳)のご案内くらい(テレビっ子なので、お昼テレビをいろいろ録画して押さえてます)。
いやはや、隣のマネ展示とか見るよりも刺激的でした。
はじめの感想は「創作欲MAX」でした。
早くウチに帰って、絵を描きたいという衝動がすごかったです。
実際、絵は描かなかったけど、今年は絵本作りたいなか、ストーリーが一気に80%完成。
ふたつめの感想は「乳首がない!!!」
ちゃんと数えていませんが、女性B地区の描写は4点くらいでしょうか。江戸時代はいわゆる愛撫がなかったという話だし、重要視されなかったパーツなんでしょうか(勉強不足だす)。
当時の性についての知識は20代の頃で。
上岡龍太郎がテレビで昔語った「当時はキスもなかった。イキナリ本番。春画を見てムラムラしていきなり合体」。
田中康夫が「SPA!」巻末コラムで書いていた「当時はフリーセックスだったので、町屋暮らしの女房が売り子の男を誘い込むことも日常茶飯事だった」(たぶん、こんな記載)。
あと、江戸風俗研究家・杉浦日向子の語る「江戸時代には、恋はあっても愛はなかった( or 愛はあっても恋はなかった)」かな。
まぁ、愛という概念は明治時代に海外から輸入されたモノなので、それ以前の日本には、好き=合体という概念しかなかった……という記述も読んだ記憶も。
それゆえ、乳首や乳輪の描写がないのは、合体アプローチがやはり上岡龍太郎の言うとおりなのだろうか(勉強不足)。
前戯ワザが多数ならば、乳首描写もありそうな気も……。
その後、口吸い(キス)という言葉が江戸時代以前にもあったというのはなにかで読んだけど。
まぁ、勉強不足も痛感でした。
そのなか、監修したのが、日本ではじめて「春画」論文で博士号をとったという、石上阿希さんの存在がおもろすぎる。
いままでいなかったんだ!ということに驚き。
個人的には、ディーン・フジオカ氏と同様に、逆輸入ネタとして「春画」は記憶に残りそうです。
もしかすると、今年のキーワードだったりして。