ryuさんの日記
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2013
2月
13
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『ゼロ・ダーク・サーティ』クロスレビュー:『永遠の平和のために』
前作『ハート・ロッカー』を見れば明らかなように、キャスリン・ビグロー監督は啓蒙思想家である。『人間学』ではなく『映画』により人々を導かんとする、現代のカントである。 9.11テロ後のCIA。若く優秀な女性分析官である主人公マヤが、憎きテロ組織の指導者オサマ・ビンラディンを追跡すべく最前線のパキスタンに配属されるところから物語は始まる。 冒頭から、アメリカの上院議員が抗議したほどの過激...
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