licca-nakasag0さんの日記
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2012
5月
22
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『私が、生きる肌』クロスレヴュー:「愛」という欲望に晒された肌
全編通してとにかくずっと怖かった。ひたすら落ち着かなかった。 その理由は、ただ単に出血やグロテスクなシーンが多々見受けられたという理由だけではないだろう。 「完璧な皮膚」を開発し、妻の「復元」に徹する主人公・ロベルのその行為の源である欲望を、最初は「非対称な愛」だと思った。妻の肉体、妻の皮膚を完璧に復元することで再び妻と愛し愛されたいという悲願を達成するために、動いているのだろうと。 ...
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