山中英寛さんの日記
-
2011
4月
18
-
『ハリウッド・バビロン』クロスレビュー:「黄金時代のハリウッドとは、切り立った崖っぷちで豪勢なピクニックを楽しんでいたようなもの」
1980年代、私が学生だった頃、ケネス・アンガーは、自主映画界の神様のような存在だった。その当時、新宿や渋谷にあった小さな映画上映スペースでは、毎週のようにケネス・アンガーの独創的で奇抜な内容の短編が上映され、映画を芸術と信じていた、(自分も含む)青くさい映画青年たちを集めていたものだった。 だから、89年にケネス・アンガーの本「ハリウッド・バビロン」が出版されると聞いたとき、彼の映画に心酔...
- 1-1/1