M.-Cedarfieldさんの日記
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2010
10月
02
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『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』クロスレビュー:様々な感情の交錯が、シームレスに肉体をたゆとう永作博美の演技に注目
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」は佳品である。東陽一監督の他の大作と比すれば小品ではあるが、心なごむ佳品である。 何よりも俳優陣が良い。主役の浅野忠信は言うに及ばず、他の脇役陣が充実していて、とりわけ、アルコール病棟の患者を演じる志賀廣太郎、北見敏之、光石研など、彼ら個性派の演技を観ているだけでも、楽しめる。なかでも、女医役の高田聖子には何ともいえないリアリティがあり、その存在感の際立ちには、...
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