DORORO123さんの日記
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2013
3月
20
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『セディック・バレ』クロスレビュー:「これがさ、ほんとだよね。こうじゃなきゃ、うそだよね。」
1930年代に台湾で、高地原住民セディック族(生蕃)が、日本の台湾統治(理蕃政策=生蕃の教化現代化政策)に対して起こした武装蜂起「霧社事件」を描く。 見終わって思わず口に出た私の感想は「これがさ、ほんとだよね。」というものだった。 いきなりよその国の人間がやってきて、 自分たちの領地に無遠慮に入りこみ、今まで普通にしてきた行事を、さんざんばかにしたあげく、低俗だからと禁止...
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2012
8月
30
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『最強のふたり』クロスレビュー:邦題のほうがいい。
再生の映画である。 家でも車でも画でも、ぽん、と自由に買える脊髄損傷のフランス人の大金持ちが、アフリカ移民の、自分の身の回りの世話をする、昔でいうところの召使に、「それでも生きなきゃ」と背中を押されて、もういちど生きてみるという話だ。 生きられるのは、体があるうち。 体を持っている間をふつう「生きている」という。 では大きく体を損なった脊髄損傷の人は? 彼らは、残された部分と、...
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