林誠太郎さんの日記
-
2011
2月
04
-
『kocorono』クロスレビュー:ブッチャーズの音は現実を突き破る
色々と考えごとをしながら観ていた。彼らの、言葉のひとつひとつが僕の胸に響いた。重くのしかかる現実。ほとほと厳しいよなぁ…現実。映画前半の空気感は実にリアルで少し痛かった。でも、彼らの音はそれらを突き破る。「生きていくしかないんだ。常にリベンジだ。やってやるよ。」吉村は言う。ヒリヒリとした質感で、音、映像が飛び込んでくる。ピュアでストイックだからこそ、彼らのリアルな状況が僕を痛い気持ちにさせる。ただ...
『kocorono』クロスレビュー:ブッチャーズの音は現実を突き破る
色々と考えごとをしながら観ていた。彼らの、言葉のひとつひとつが僕の胸に響いた。重くのしかかる現実。ほとほと厳しいよなぁ…現実。映画前半の空気感は実にリアルで少し痛かった。でも、彼らの音はそれらを突き破る。「生きていくしかないんだ。常にリベンジだ。やってやるよ。」吉村は言う。ヒリヒリとした質感で、音、映像が飛び込んでくる。ピュアでストイックだからこそ、彼らのリアルな状況が僕を痛い気持ちにさせる。ただ...
-
2010
11月
18
-
『バスキアのすべて』クロスレビュー:バスキアの魅力がみっちり詰まった映画 エネルギーでも喰らえ‼‼
バスキアは画家、芸術家。いわゆる天才。アンディーウォーホルにも気にいられちゃったハイパー凄い人。27歳で死去。天命を全うしたでしょ。。。僕はそう思うなあ。羨ましい限りだよ。 彼の絵画作品、すこぶる良かった。ストリートのエネルギーを芸術にまで昇華した作品と映画中の人物が称していた。バスキア本人の顔、目、話し方、佇まい、大変魅力的だった。映画中かかる音楽も良かった。ジャズ、ロック、ボレロ、、、ワ...
-
2010
11月
09
-
『ベオグラード1999』クロスレビュー:真摯な姿勢や正直さがこの映画からは満ち溢れている
監督の真摯な姿勢や正直さがこの映画からは満ち溢れている。だから、観終わったあとに良いエネルギーを貰えたなと感じた。それにしても、ラストシーンには鳥肌が立った。構成力があるという技術的なことはもちろんなのだが、彼女に対して真剣に接し考えた、その本物の感情や姿勢に僕は感動したのだ。それは並大抵のことではなく、必然的に自らの内面をえぐることになる(表現者はこの覚悟があるかないかが肝だと思う)。単なる構成...
-
2010
10月
26
-
『スプリング・フィーバー』クロスレビュー:孤独 、愛、業の肯定の映画
衝撃を受けた。色々なことを考えた。考えが方々に行き過ぎてまとまらない。というか、まとめる気がしないしまとまる気がしない。はっきり言ってこんな僕のクソな文章なんか読んでる暇があるなら、すぐさま映画館に行ってこの映画を体験しろ、と言いたい。というか、体験して下さい!こんなクズのド素人がこんなことほざいてもしょうがないのだが。とにかく、素晴らしい映画だった< ま、まあ、でも、思ったことも一応書いて...
-
2010
6月
27
-
『デルタ 小川国夫原作オムニバス』クロスレビュー:映画体験、改めて気づかせられた光の重要性
抑うつ的な空気感が全作品に漂っていた。単にネガティブというわけではなく、自分と向き合い見つめなおすときの大事な時間、そのときの感覚が思い起こされた。 その中でも『誘惑として、』は、非の打ちどころの無い短編映画だと思う。静かだがエネルギーに満ちていた。確かな技術があることが随所から伺うことが出来た。また、言葉ひとつひとつに深み、重みを感じた。演じる役者全員がそれぞれ魅力的だった。セリフに強...
- 1-6/6