2009
5月
03
十数年前、ロンドンでキェシロフスキ監督の映画を数本観た。「愛に関する短いフィルム」、「二人のベロニカ」、「トリコロール/赤の愛」など。印象的だったのは、どの映画でも、誰かしらが何処かしらで、覗き見をしていることだった。どの映画でも、登場人物が小さな隙間から、何かをじっと凝視している。これは監督自身なのだなと思った。そして、私も監督の視線をたどって何かをじっと視た。じっと視ることは個人的な体験になっ...
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ゲストブロガー
“vowwow”