みかん星人さんの日記
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2009
11月
29
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今作の目玉は、意外にも、音楽だ!
マイケルムーア監督の新作を観てきた。 ムーア監督の作品はほとんど映画館で観てきたけれど、 今回、いちばん印象に残るのは、音楽だったと思う。 冒頭から最後まで、素晴らしい選曲だった。 今度の標的は「資本主義」。 アメリカの銃社会問題、ブッシュ政権への疑問、 そしてアメリカの医療保険制度を取り上げてきた監督だけど、 今回は、自由社会の象徴を標的に選んだ。 今に始まった事...
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2009
7月
09
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啓発映画という感じ。。。
160分の映画は、やはり、長い。 「省略できるエピソード」があるわけでも無いし、どの部分も「そうだったのか、知らなかった」という驚きや、丁寧な描写に満ちている。例えば、冒頭の唐突なバイオレンスも、静かに丁寧に描写されることで、その後に続く痛々しい場面を、納得というか、「さもありなん」と思わされる。 知らなかった歴史というのは、過去を扱う映画にはつきものだけれど、この映画に教えられた過...
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2009
6月
15
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サーフィンって、やっぱ、恐いや。。。
「プロ」という言葉を何気なく使っているけれど、スポーツの「プロ」というのは、良く考えると、その収入源はなかなか興味深い。「プロ野球選手」とか「プロサッカー選手」というのは中でも比較的わかり易いが、例えば「プロ・スキーヤー」とか、この映画の主役「プロ・サーファー」となると、日本に住むスポーツに詳しくない私からすれば「賞金だけで食べられるのか?」なんて思ったりする。 この映画でひとつ分かった...
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2009
5月
02
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キェシロフスキ。。。だったのか
実は、ずっと、「キシェロフスキ」だと思っていた。 こうして綴ってみて、改めて「キェシロフスキ」なのだと分かった。 なにを隠そう、映画好きを自負する私だけど、キェシロフスキの作品をちゃんと観てはいない。 この試写に際して『ふたりのベロニカ』をちやんと見直そうと思ったのだが、 「もしかしたら『スティル・アライブ』を違う側面から観られるかもしれない」 と思い直して鑑賞してしまった。 結果...
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2009
3月
23
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待ち望んでいた映画『キング・コーン』
2007年にアメリカで公開され、当時日本でも若干話題になった「知る人ぞ知る作品」がようやく日本で公開される。 2004年から05年に撮影されたそうだが、トウモロコシを取り巻く環境は、その前後で激変している。しかしながらこの映画は、そのトウモロコシ狂乱の根幹を見事に見抜いているし、その着眼点においても注目されるべきだろう。 トウモロコシに関する問題は幾つもあり、その断片ばかりを聞きかじっているよ...
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2009
3月
09
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『風の馬』を観た、、、
「Free Tibet」という言葉が世界を席捲していたのは去年の今頃で、 日本でも、長野での聖火リレーが全国の注目を浴びたのは08年4月26日だった。 けれどその後、多くの人々にとって「チベット問題」は忘れられてしまった。 だか、去年の日本の騒動すら、世界的に見れば「出遅れていた」というべきだろう。 チベットの「現実」を描き、尼僧に「Free Tibet」と叫ばせたこの映画は、 驚く...
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