ゆめさんの日記
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2008
8月
31
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終わりゆく命と終わらせる命
とにかく映像が美しい。夢と現実を行き来する幻想的な空間。どこか古めかしい感じがするがそこが逆に郷愁を感じる。 ストーリーはというと、すっきりしない。主人公の木室、妻のエミ子、精神を蝕まれていく学生の村上。それぞれが解消しようのない痛みを抱えている。映画の最後でその傷を克服して前向きに進んでいく、というわけではない。痛みと共に生きてきて、抱えながら最後まで生きていくという感じだ。 村上は...
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