福田首相からメルマガが届きました。
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日曜日に、沖縄で米兵による暴行事件が発生しました。許せない行為です。
こうした事件の再発を防止するため、関係者が知恵を出し合って、しっかり
と取り組んでまいります。
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関係者のトップは自分ということの自覚が全く感じられない。
以下、今日配信されたメルマガの全文
[現場に足を運んで。福田康夫です。]
現場に足を運んで。福田康夫です。
国会では、現在、来年度予算の審議が行われていますが、中国製の冷凍餃
子に毒物が混入していた事件に対する国会議員の関心も高く、この問題につ
いて多くの質問がありました。
先週のメルマガで、「輸入食品の検査体制を整えるべき」といったご意見
もいただきましたので、輸入食品の検査の現場を自分の目で確認することと
しました。
まず、横浜港に数多くある倉庫のひとつで、厚生労働省の食品衛生監視員
が、中国から輸入された小豆の袋から、検査用サンプルを採取するところを
視察しました。天井まで積み上げられた食品の袋には、小豆のほかにも、中
国産の大豆やササゲ、ブラジル産のコーヒー豆などもあり、実にさまざまな
食品が輸入されています。
ここで採取されたサンプルは、農薬や有害物質がないかチェックするため、
近くにある横浜検疫所の検査センターに送られます。一つ一つのサンプルを、
ミキサーで砕き、成分を抽出して、約40人の検査官が最新の機器で分析し
ています。
ここでは、毎日、日本中の港で輸入された100~200ほどのサンプル
が送られてきます。すみやかに検査結果を出すように、設備をほぼフル回転
で動かして、対応しているそうです。
年々、食品輸入が増える中で、さらに加工食品への検査を充実していくに
あたって、現在の取り組みで十分と言えるのかどうか。
一方で、先週のメルマガには、「食品を輸入するよりも、食料自給率を高
めるべき」といったご意見もいただきました。
しかし、現実の問題として、6割以上の食料を外国に頼っているわが国に
おいて、皆さんの食卓の安全・安心を守るためには、輸入食品の検査体制を
充実することが急がれます。今回の事件の発生をふまえ、あるべき検査体制
のあり方をもう一度考えてみたいと思います。
行政のあり方は、絶えず見直していかなければなりません。不必要な制度
や組織はためらうことなく廃止すべきでしょう。しかし、国民のために必要
な行政分野は、しっかりと充実していくことも必要です。
今週、「消費者行政推進会議」の第一回会合を開催しました。それぞれ見
識をお持ちの委員の方々から、活発なご議論をいただきました。何とか春頃
までに結論を出していただき、消費者を守るための強い組織を一日も早くつ
くりあげていきます。
日曜日に、沖縄で米兵による暴行事件が発生しました。許せない行為です。
こうした事件の再発を防止するため、関係者が知恵を出し合って、しっかり
と取り組んでまいります。
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