©SATORI FILMS FRANCE 2019 ©Pascal Montandon-Jodorowsky
映画配給会社アップリンクは、2月17日(月)で91歳を迎えるアレハンドロ・ホドロフスキーの新作にして集大成とも言える映画『ホドロフスキーのサイコマジック』を、2020年4月24日(金)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテほかにて全国順次公開する。予告編とビジュアルも公開した。
▼映画『ホドロフスキーのサイコマジック』予告編
「サイコマジック」とはホドロフスキーが考案した心理療法。ドイツの精神分析学者エーリッヒ・フロムと共に精神分析を学んだホドロフスキーは、自身をフロイトと対置した上で、“「サイコマジック」とは科学を基礎とする精神分析的なセラピーではなく、アートとしてのアプローチから生まれたセラピーである”と語る。「サイコマジック」は、“言葉”ではなく“行為”で、人々の無意識に訴えかけ、 遮るものを解き放ち、癒しを行う。
ホドロフスキーが“長い時間をかけた探求の賜物”と語る本作では、自身のこれまでの作品での映像表現が、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかを解き明かしていく。
今回公開したビジュアルは、コラージュアーティストの河村康輔氏が手掛けており、ホドロフスキーの過去作をコラージュした背景に、ホドロフスキーのポートレイトが配された、まさにホドロフスキー尽くしのデザインとなっている。
▼映画『ホドロフスキーのサイコマジック』ビジュアル
私にとっては、サイコマジックはアートである。
惜しみなく与えることは歓びのためにやっているんだ。
私は、グルでもないし、医者でもない。アーティストだ。
アートが人を癒すことができると証明しようとしているんだ。
──アレハンドロ・ホドロフスキー
©SATORI FILMS FRANCE 2019 ©Pascal Montandon-Jodorowsky
映画『ホドロフスキーのサイコマジック』
2020年4月24日(金)、アップリンク渋谷、
アップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテほか全国順次公開
「サイコマジック」とはホドロフスキーが考案した心理療法である。
本作では自身のこれまでの作品での映像表現が、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかを解き明かしていく。
実際にホドロフスキーのもとに悩み相談に訪れた10 組の人々が出演し、「サイコマジック」がどのように実践され、作用しているのかを描く。
ホドロフスキーは、自身をフロイトと対置した上で、「サイコマジック」は科学が基礎とされる精神分析的なセラピーではなく、アートとしてのアプローチから生まれたセラピーであると語る。
長年にわたり個人のトラウマに応答する一方、本作後半で社会的な実践「ソーシャル・サイコマジック」を展開する様子は圧巻!
常軌を逸している。悪趣味かつ、感動的。
ホドロフスキーは今回も安全な道を選ばなかった。
──ロック&フォーク誌
大胆に、変幻自在に、因習をブチ壊す。
──ル・フィガロ誌
ただただ茫然とするばかりだ。
ホドロフスキーは完全無欠のアーティストなのだ。
──テレラマ誌
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、アルチュール・アッシュほか
日本語字幕:比嘉世津子
デザイン:中村友理子(HOOP)
コラージュ:河村康輔
配給・宣伝:アップリンク
2019年/フランス/104分/フランス語、スペイン語、英語