フランスの「カイエ・デュ・シネマ」誌の選ぶ2017年ベスト10が、「The Film Stage」などで発表。1位にデヴィッド・リンチ監督が25年ぶりに手掛けたTVシリーズ『ツイン・ピークス The Return』が選ばれた。最新号となる12月号では、デヴィッド・リンチ監督が表紙に登場。「カイエ・デュ・シネマ」では今年8月号と10月号でも『ツイン・ピークス The Return』が表紙を飾っている。
今年のランキングは、クリステン・スチュワートやローラ・ダーンらが出演する群像劇『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』(ケリー・ライヒャルト監督/日本ではDVDリリースのみ)が3位、ジョーダン・ピール監督のホラー・サスペンス『ゲット・アウト』が4位にランクイン。ベニー・サフディ&ジョシュア・サフディ監督がロバート・パティンソンを主演に迎えた『グッド・タイム』が7位、続く8位はジェームズ・マカヴォイが24人の人格を持つ誘拐犯を演じたM・ナイト・シャマランの『スプリット』が選出された。
9位はパブロ・ラライン監督がジョン・F・ケネディ元大統領夫人ジャクリーン・ケネディを描く『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』、そしてイラク戦争を題材にしたアン・リー監督の『ビリー・リンの永遠の一日』(日本未公開作品を配信する「Amazonビデオミニシアター」で限定配信後、12月にソフトリリース)が10位となっている。
その他、ブリュノ・デュモン監督の『Jeannette: The Childhood of Joan of Arc』(英題)が2位、ホン・サンス監督『The Day After』(英題)が5位、フィリップ・ガレル監督『Lover For a Day』(英題)が6位という順位となった。
なお日本ではデヴィッド・リンチ監督を描くドキュメンタリー『デヴィッド・リンチ:アートライフ』が2018年1月27日(土)より、新宿シネマカリテ、立川シネマシティ、横浜ジャック&ベティ、アップリンク渋谷ほかにて全国順次公開となる。
【「カイエ・デュ・シネマ」誌が選ぶ2017年ベスト10】
1位『ツイン・ピークス The Return』
デヴィッド・リンチ監督
※2017年 WOWOWにて放映
2位『Jeannette: The Childhood of Joan of Arc』(英題)
ブリュノ・デュモン監督
※日本未公開
3位『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』
ケリー・ライヒャルト監督
※2017年8月DVDリリース
4位『ゲット・アウト』
ジョーダン・ピール監督
※2017年10月公開
5位『The Day After』(英題)
ホン・サンス監督
※日本未公開
6位『Lover For a Day』(英題)
フィリップ・ガレル監督
※日本未公開
7位『グッド・タイム』
ベニー・サフディ&ジョシュア・サフディ監督
※2017年11月日本公開
8位『スプリット』
M・ナイト・シャマラン監督
※2017年5月日本公開
9位『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
パブロ・ラライン監督
※2017年3月日本公開
10位『ビリー・リンの永遠の一日』
アン・リー監督
※2017年10月4日から10月31日までAmazonビデオ ミニシアターにて配信。12月13日DVD、Blu-ray発売。