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東京都 新宿区

2017-11-22 12:58


裕木奈江ら、鬼才リンチへの愛に溢れたコメント

裕木奈江ら、鬼才リンチへの愛に溢れたコメント
映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』より © Duck Diver Films & Kong Gulerod Film 2016

悪夢のような難解で不可解な世界感がファンを熱狂させ続けているデヴィッド・リンチ監督のドキュメンタリー『デヴィッド・リンチ:アートライフ』が2018年1月27日(土)より、新宿シネマカリテ、立川シネマシティ、横浜ジャック&ベティ、アップリンク渋谷ほかにて全国順次公開。

『インライド・エンパイア』に出演し、WOWOWで絶賛放映中で、間もなく最終回を迎える『ツイン・ピークス The Return』にも出演している裕木奈江さんをはじめ、リンチの描く世界観に魅了された各界の著名人からリンチへの愛が詰まったコメントが到着した。

本作では、映像作品のみならず、絵画、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチが、美術学生時代の「退屈」と「憂鬱」、悪夢のような街フィラデルフィアの暮らし、長編でデビュー作『イレイザーヘッド』に至るまでを自らの口で語りつくす。

ボブ・ディランのライブを中座した青年が、ジョージ・ルーカスからの『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』監督オファーを断り、後に『ブルーベルベット』や『マルホランド・ドライブ』を作る。“コーヒーを飲み、タバコを吸い、絵を描く。創作の喜びをひたすら極める生き方”を選んだ彼の顔は、歳を重ねるごとに耽美になる。
──裕木奈江(女優)

大金を動かすメジャーなハリウッドの監督ではあるけれど、「生涯一美大生」みたいな人でもあることがよくわかりました。普通の善良な家庭で育ったにもかかわらず――であるからこそ――こういう人物になったということも、なんとなく納得できました。子供の頃から微かな遠雷のように感じていた「生の不穏さ」のようなものを、美大の暗く孤独なアトリエの中で、人知れず育んでいったんだなあ‥‥と。
──会田誠(美術家)

デヴィッド・リンチが画家でもあることをはじめて知りました。そしてそのイマジネーションに満ちた作品群に驚くとともに、大いに納得しました。
新しいアイデアの背後に彼の歩んだ人生がある。そして映画は絵画に、絵画は映画に相互に刺激を与えながら、彼の芸術は、より高みへと昇華したのだと思います。
──伊藤潤二(漫画家)

無常に流れていく時間の中で、誰の心にもうっすらと存在し続ける"不安"
その部分を冷たいものでそっと撫でられるような気持ちになる。冷たい水で洗われるような感覚にも近いかな。
彼自身が人生の中で感じ取った感情が、彼の作品の中には流れている。人の人生が一つとは限らないんだなと教えられた。
──中田クルミ(モデル/女優)

我々は知っている。この世にデヴィッド・リンチという<魔都>が存在することを。そこには決して逃れることのできない蠱惑(こわく)的退廃と致命的依存が潜んでいることを……。魔術的なまでに俗世を掻き回し、惑乱させ続ける鬼才の藝術の原点。その源泉を我々は目撃する。
──平山夢明(作家)

*敬称略・順不同




デヴィッド・リンチ:アートライフ_ポスター

映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』
2018年1月27日(土)より、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開

アメリカの小さな田舎町で家族と過ごした幼少期、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れ出る創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱。後の『マルホランド・ドライブ』(2001年)美術監督である親友ジャック・フィスクとの友情。生活の為に働きながら、助成金の知らせを待った日々。そして、当時の妻ペギーの出産を経てつくられた長編デビュー作『イレイザーヘッド』(1976年)に至るまでを奇才デヴィッド・リンチ自らが語りつくす。

監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリヴィア・ネールガード=ホルム(『ヴィクトリア』脚本)
出演:デヴィッド・リンチ
配給・宣伝:アップリンク
2016年/アメリカ・デンマーク/88分/英語/DCP/1.85:1
原題:David Lynch: The Art Life
©Duck Diver Films & Kong Gulerod Film 2016

公式サイト

▼映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』予告編

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