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cinema

2017-07-06 18:30


ハル・ハートリー日本語字幕入BOXセット支援募集

ハル・ハートリー日本語字幕入BOXセット支援募集
via Kickstarter Gold: HENRY FOOL Trilogy Boxed-Set

『シンプルメン』(1992年)『ブック・オブ・ライフ』(1998年)などで知られるアメリカのインディペンデント映画作家、ハル・ハートリーが、1999年に日本公開された『ヘンリー・フール』と日本未公開の続編『フェイ・グリム』(2006年)『ネッド・ライフル』(2014年)からなる3部作のDVD&Blu-ray BOXセットを11月にリリースすることを発表。アメリカのクラウドファンディング・サイト、キックスターターで、日本語を含む5ヵ国語の字幕をつけるための費用を募るプロジェクトを7月13日(日本時間22時37分)まで実施している。

『ヘンリー・フール』は、浮浪者と彼に才能を見出された貧乏青年がたどる数奇な運命を描く作品で、1998年度カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した。DVD&Blu-ray BOXセットは、日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語の字幕入りでハートリー監督の公式サイトで発売される予定になっている。

今回のプロジェクトは目標額に達成した場合にのみプロジェクトオーナーに資金が提供される「オール・オア・ナッシング形式」で行われており、目標額は10万ドル(1,129万円)。7月6日現在で支援は目標額の75%、7万5,377ドルが集まっている。プロジェクトページは英語だが、日本からの支援も可能。映画ライターの村山章さんが自身のブログで日本語訳を掲載しており、それによると、

・クラウドファンディングが成功すれば、日本語字幕付きの「ヘンリー・フール3部作」BOXセットがリリースされる。
・もしファンディングが失敗しても、日本から100人以上が100ドル以上の参加申請をしていれば、日本語字幕は付く。
・クラウドファンディングに100ドル以上の参加をすると(申し込んだプランに応じて)DVD BOX+ハートリーの新作CDかBlu-ray BOX+CDが、特典として送料無料で送られてくる。
・参加しても課金されるのは、クラウドファンディングが成功した時のみ。目標額が集まらなかった時はクレジットカードに課金はされない。
・今回のプロジェクトが成功すれば、『トラスト・ミー』などの過去作もすべて日本語字幕付きでリリースする予定である。

とのことなので、ファンの方はぜひ100ドル以上の支援を。プロジェクトの詳細は、村山さんのブログの日本語訳をご覧いただきたい。

なお、アップリンクより2000年にVHSで発売された『ヘンリーフール』など、かつて日本でもソフトで発売されていた作品は以前のバージョンの字幕が今回の再リリースでも使わるのか、編集部がFAQよりハートリー監督に問い合わせてみたが、回答がなかった。情報が入り次第続報する。

また、クラウドファンディング支援のために村山さんが代表を務める配信系映画レビューサイトShortCutsの主催によるハートリー作品の上映会が開催。7月9日(日)は東京・人形町のBase KOMにて『シンプルメン』『愛・アマチュア』の上映が行われる。ご予約は下記まで。
https://www.quartet-online.net/ticket/hartley/ 



▼「Kickstarter Gold: HENRY FOOL Trilogy Boxed-Set」プロモーション映像

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