「出町座(仮)」完成予想図・外観
京都市上京区の出町桝形商店街内に新たな映画館「出町座(仮)」が8月末にオープンすることが発表された。京都市中京区の映画館、「立誠シネマ」が7月30日(日)をもって現在の場所での運営を終了、移転し「出町座(仮)」と名前を変えて事業を継続する。
「出町座(仮)」は、出町柳駅から徒歩5分の出町桝形商店街内の元薬局の3階建てビルをリノベーション。地下1Fの映画館1(55席)と2Fの映画館2(50席)の2スクリーンを有し、DCP導入により、様々な上映に対応する。さらに1Fにはカフェと書店を併設、3Fにはギャラリー、スクールを行うスペースも設けるという。
現在クラウドファンディング・サイトmotiongalleryにてオープンへ向けた支援プロジェクトが実施されている。
「出町座(仮)」カフェ、書店、ロビーのある1Fの完成予想図
「出町座(仮)」BF 映画館(約55席)
「出町座(仮)」2F 映画館(50席)完成予想図
「出町座(仮)」建物全体透過図
「立誠シネマ」(正式名称:立誠シネマプロジェクト×シネマカレッジ京都)は、シマフィルム株式会社、株式会社映画24区、京都市が主催となり、昭和3年築の元・立誠小学校の教室を利用し2013年4月より事業をスタート。若手映画製作者支援の一環として、俳優や脚本家の養成事業「シネマカレッジ京都」と、映画上映スペース「立誠シネマプロジェクト」の運営を行ってきた。
「立誠シネマ」
閉館・移転の理由は、京都市が学校跡地活用事業の進行により、元立誠小学校を不動産会社・ヒューリック株式会社の運営に委ねることが決定したため。
7月は「立誠シネマ・ラスト興行月間」として、『この世界の片隅に』『この空の花 長岡花火物語』『チリの闘い』『ストップ・メイキング・センス』といった作品の上映が行われる。さらに、『ありがとう立誠〈RISSEI PROM PARTY(仮)〉』と題し、10月7日(土)から10月9日(月・祝)の3日間、シネマ×ライブ×マーケットの複合企画も行われることになっている。詳細は追って発表される。
「立誠シネマプロジェクト」公式サイト
http://risseicinema.com/archives/21926
【motiongallery】
京都・出町柳エリアの商店街に新しいカルチャー発信地を。
映画館×本屋×カフェの融合ビル「出町座(仮)」
https://motion-gallery.net/projects/demachiza