映画『エヴォリューション』より
「初期クローネンバーグを思わせる!」「ルイス・キャロル、グリム兄弟、アンデルセンの死体を掘り起こした」等、トロント国際映画祭、サンセバスチャン国際映画祭等、各映画祭で大きな反響を巻き起こし、フランス映画祭2016でも来日を果たしたルシール・アザリロヴィック監督の最新作となる映画『エヴォリューション』の公開初日が2016年11月26日(土)に決定。渋谷アップリンク、新宿シネマカリテほか全国順次公開される。
ギャスパー・ノエの公私にわたるパートナーであり、秘密の園の少女たちの世界を描いた『エコール』のルシール・アザリロヴィック監督は、大人の女性と少年たちしかいない絶海の孤島を舞台に、倫理や道徳を超える、美しき悪夢と呼べるこのダークファンタジーを10年の歳月をかけて完成させた。スペイン・カナリア諸島のランサローテ島で撮影された自然の風景と濃密な世界観が圧倒的な映像美で織り成す、少年のイマジネーションと成長の物語だ。
映画『エヴォリューション』
2016年11月26日(土)、渋谷アップリンク、新宿シネマカリテ(モーニング&レイト)ほか全国順次公開
少年と女性しかいない、人里離れた島に母親と暮らす10歳の二コラ。その島ではすべての少年が奇妙な医療行為の対象となっている。「なにかがおかしい」と異変に気付き始めたニコラは、夜半に出かける母親の後をつける。そこで母親がほかの女性たちと海辺でする「ある行為」を目撃し、秘密を探ろうとしたのが悪夢の始まりだった。“エヴォリューション(進化)”とは何なのか……?
脚本&監督:ルシール・アザリロヴィック
プロデューサー:シルヴィー・ピアラ、ブノア・カノン
撮影監督:マニュ・ダコッセ
美術監督:ライラ・コレット
出演:マックス・ブラバン、ロクサーヌ・デュラン、ジュリー=マリー・パルマンティエほか
配給:アップリンク
2015年/フランス/81分/フランス語/カラー/スコープサイズ/DCP