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2016-07-19 22:00


ロカルノ映画祭出品作発表 日本からもコンペ選出

ロカルノ映画祭出品作発表 日本からもコンペ選出
映画『バンコクナイツ』より

2016年8月3日から13日までスイス南部で開催される「第69回ロカルノ国際映画祭」のコンペティション部門の出品作品が発表された。

日本からは、「国際コンペティション部門」で『サウダーヂ』の富田克也監督がオールタイ、ラオスロケを敢行した『バンコクナイツ』(2016年秋日本公開予定)のワールド・プレミア上映が決定。塩田明彦監督による、45周年を迎えた成人映画レーベル「日活ロマンポルノ」リブートプロジェクトの一環で製作された『風に濡れた女』(2016年冬公開予定)も招待された。日活ロマンポルノ作品として国際映画祭のコンペティション部門へ選出されるのは、この作品が初となる。

映画『風に濡れた女』より
映画『風に濡れた女』より

また「新進監督コンペティション部門」に、現在渋谷アップリンクで上映中の真利子哲也監督『ディストラクション・ベイビーズ』が選出。コンペティション外の「映画の歴史」部門では、先日死去した女優、中川梨絵さんが主演した神代辰巳監督の『恋人たちは濡れた』(1973年)が上映される。

映画『ディストラクション・ベイビーズ』より ©2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会
映画『ディストラクション・ベイビーズ』より ©2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会

海外作品では、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の『リアリティのダンス』の続編となる自伝的作品『エンドレス・ポエトリー』(2017年春公開予定)が特別招待枠の「ピアッツァ・グランデ部門」で上映。同部門ではケン・ローチ監督の新作で今年のカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた『I, DANIEL BLAKE』、『奇跡の教室』マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督の新作『LE CIEL ATTENDRA』など上映されることになっている。「国際コンペティション部門」には、日本でも特集上映が組まれたマティアス・ピニェイロ監督やジョアン・ペドロ・ロドリゲス監督の新作も選ばれており、「新進監督コンペティション部門」には、アニエスベー監督作『わたしの名前は...』に主演したダグラス・ゴードンがジョナス・メカスを撮った新作『I HAD NOWHERE TO GO』の上映が決定している。

映画『エンドレス・ポエトリー』より ©Pascale Montandon-Jodorowsky
映画『エンドレス・ポエトリー』より ©Pascale Montandon-Jodorowsky

革新的な映画制作を目指す作品を紹介する「Signs of Life」部門では、現在IZU PHOTO MUSEUMで展覧会が開催されているフィオナ・タン監督が、富士山を被写体とした約4,000枚の一般から寄せられた写真もとに制作したインスタレーション作品『アセント』の上映が行われる。

ロカルノ映画祭では、昨年、濱口竜介監督『ハッピーアワー』の主演を務めた田中幸恵さん、菊池葉月さん、三原麻衣子さん、川村りらさんの4人が最優秀女優賞を受賞した。




■「第69回ロカルノ国際映画祭」プログラムより

【ピアッツァ・グランデ部門】

ガード・オズワルド監督『AM TAG, ALS DER REGEN KAM』(ドイツ連邦共和国)
Licinio Azevedo監督『COMBOIO DE SAL E ACUCAR』(ポルトガル・モザンピーク・フランス・南アフリカ・ブラジル)
ジル・マルシャン監督『DANS LA FORET』(フランス・スウェーデン)
ケン・ローチ監督『I, DANIEL BLAKE』(イギリス・フランス・ベルギー)
デイン・イスカンダー・セッド監督『INTERCHANGE』(マレーシア・インドネシア)
ポール・グリーングラス監督『ジェイソン・ボーン』(アメリカ)
マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督『LE CIEL ATTENDRA』(フランス)
アーシュトーシュ・ゴーワリカル監督『MOHENJO DARO』(インド)
フレデリック・メルムード監督『MOKA』(フランス・スイス)
クリスティアン・シュヴォホフ監督『PAULA』(ドイツ・フランス)
アレハンドロ・ホドロフスキー監督『エンドレス・ポエトリー』(フランス・チリ)
キム・ソンフン監督『TEO-NEOL (The Tunnel)』(韓国)
コルム・マッカーシー監督『THE GIRL WITH ALL THE GIFTS』(イギリス・アメリカ)
クリストフ・ファン・ロンパエイ監督『VINCENT』(フランス・ベルギー)
マリア・シュラーダー監督『VOR DER MORGENROTE』(ドイツ・フランス・オーストリア)

【国際コンペティション部門】

ユスリ・ナスララ監督『AL MA’ WAL KHODAA WAL WAJH EL HASSAN』(エジプト)
富田克也監督『バンコクナイツ』(日本・フランス・タイ・ラオス)
リタ・アゼヴェート・ゴメス監督『CORRESPONDENCIAS』(ポルトガル)
アノーチャ・スイッチャーゴーンポン監督『DAO KHANONG』(タイ・オランダ・フランス・カタール)
アンゲラ・シャーネレク監督『DER TRAUMHAFTE WEG』(ドイツ)
ラリッサ・ペトロワ監督『GODLESS』(ブルガリア・デンマーク・フランス)
マティアス・ピニェイロ『HERMIA & HELENA』(アメリカ・アルゼンチン)

ラドゥ・ジュデ監督『INIMI CICATRIZATE (Scarred Hearts)』(ルーマニア・ドイツ)
ジュリアン・サマニ監督『JEUNESSE』(フランス・ポルトガル)
塩田明彦監督『風に濡れた女』(日本)
ミラグロス・ムメンタラー監督『LA IDEA DE UN LAGO』(スイス・アルゼンチン・カタール)
アクセル・ロペール監督『LA PRUNELLE DE MES YEUX』(フランス)
マイケル・コッホ監督『MARIJA』(ドイツ・スイス)
Tizza Covi、Rainer Frimme監督『MISTER UNIVERSO』(オーストリア・イタリア)
ジョアン・ペドロ・ロドリゲス『O ORNITOLOGO』(ポルトガル・フランス・ブラジル)
Jan Matuszynski監督『OSTATNIA RODZINA (The Last Family)』(ポーランド)
クリスティナ・グロゼヴァ、ペタル・ヴァルチャノフ監督『SLAVA (Glory)』(ブルガリア・ギリシャ)

【新進監督コンペティション部門】

Stergios Paschos監督『AFTERLOV』(ギリシャ)
モハメド・ハマド監督『AKHDAR YABES (Withered Green)』(エジプト)
真利子哲也監督『ディストラクション・ベイビーズ』(日本)
クリス・アベディシアン監督『DONALD CRIED』(アメリカ)
エドアルド・ウィリアムス監督『EL AUGE DEL HUMANO』(アルゼンチン・ブラジル・ポルトガル)
Nele Wohlatz監督『EL FUTURO PERFECTO』(アルゼンチン)
モード・アルピ監督『GORGE CŒUR VENTRE』(フランス)
ダグラス・ゴードン監督『I HAD NOWHERE TO GO』(ドイツ)
Klaudia Reynicke監督『IL NIDO』(スイス・イタリア)
ヨセプ・アンギ・ノエン監督『ISTIRAHATLAH KATA-KATA』(インドネシア)
カロリーヌ・ドゥリュアス監督『L' INDOMPTEE』(フランス)
リナ・ロドリゲス監督『MANANA A ESTA HORA』(コロンビア・カナダ)
ミシェル・ペンネッタ監督『PESCATORI DI CORPI』(スイス)
ユリ・アンカラーニ監督『THE CHALLENGE』(イタリア・フランス・スイス)
Kiro Russo監督『VIEJO CALAVERA』(ボリビア・カタール)

【サインズ・オブ・ライフ部門】

Orwa Al Mokdad監督『300 MILES』(シリア・レバノン)
Hadas Ben Aroya監督『ANASHIM SHEHEM LO ANI (People That Are Not Me)』(イスラエル)
フィオナ・タン監督『アセント』(オランダ・日本)
ジュリオ・ブレサネ監督『BEDUINO』(ブラジル)
Robinson Devor監督『POW WOW』(アメリカ)
Dane Komljen監督『SVI SEVERNI GRADOVI (All the Cities of the North)』(セルビア・ボスニア=ヘルツェゴビナ・モンテネグロ)
テオ・アンソニー監督『RAT FILM』(アメリカ)
アンカ・サスナル、ヴィルヘルム・サスナル監督『THE SUN, THE SUN BLINDED ME』(ポーランド・スイス)


第69回ロカルノ国際映画祭公式サイトhttp://www.pardolive.ch/en/

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