6月6日付の米国のバラエティー紙によると、ストリーミングサービス大手のNetflix USAが先週、エミー賞の投票者である米国テレビ芸術科学アカデミー会員に、計4箱の総重量10kg以上にもなるNetflixオリジナル・ドラマシリーズと映画のサンプルDVDを送り、受け取った会員から困惑の声が上がっているという。
1箱目が届いたのは2週間前、最後の4箱目が先週届き、2016年度エミー賞(9月開催)のノミネート候補対象になる、26以上のNetflixオリジナル作品の全シーズン全話のサンプルDVDが入っていた。
テレビアカデミー会員は19,000人以上おり、NetflixがこのサンプルDVD送付にかけた費用(DVD制作費、箱代、送料)は$250万~$400万(約2億6,000万~4億3,000万円)とみられる。Netflix USA側はコメントを控えている。
通常、放送局やスタジオがテレビアカデミー会員に送ってくるのは、1つのドラマのうち各シリーズ1~2話分だけだが、バラエティー紙はこの過剰とも言えるNetflixの行為を、2015年に質の高いドラマが飽和状態となり競争が激化した結果とみている。
This year's Emmy voter DVD haul. Hey Netflix, you're trying too hard. pic.twitter.com/dGsp1XNHaz
— Cate Haight (@catehaight) June 4, 2016
If there is a correlation between money spent & Emmy noms, Netflix is about to get all of the noms (box 1 of FOUR) https://t.co/AASM8jH7mi—
Lewis Kay (@lewiskay) May 24, 2016
The @netflix Emmy screener box feels like it has a brick in it and is labeled (1/4). There's 3 more?!? https://t.co/y7pNvZRG33—
susan✨ (@susanbellfilm) May 25, 2016