映画『エヴォリューション(仮)』より © LES FILMS DU WORSO・ NOODLES PRODUCTION・VOLCANO FILMS・EVO FILMS A.I.E. ・SCOPE PICTURES・LEFT FIELD VENTURES / DEPOT LEGAL 2015
森で暮らす少女たちを描いた映画『エコール』のルシール・アザリロヴィック監督の新作『エヴォリューション(仮)』が6月24日(金)から行われる「フランス映画祭2016」での上映が決定した。この作品は、2015年サン・セバスチャン国際映画祭で審査員特別賞・最優秀撮影賞のダブル受賞をはじめ、「初期クローネンバーグを思わせる!」(PLAYLIST)「ルイス・キャロル、グリム兄弟、アンデルセンの死体を掘り起こした」(LITTLE WITE LIES)等、大きな反響を巻き起こした。
映画『エヴォリューション(仮)』より © LES FILMS DU WORSO・ NOODLES PRODUCTION・VOLCANO FILMS・EVO FILMS A.I.E. ・SCOPE PICTURES・LEFT FIELD VENTURES / DEPOT LEGAL 2015
また、上映にあわせてアザリロヴィック監督の来日も決定している。ルシール・アザリロヴィック監督はギャスパー・ノエの公私にわたるパートナーであり、『エコール』から10年ぶりの来日となる。
ルシール・アザリロヴィック監督
『エヴォリューション(仮)』は、少年と女性しかいない人里離れた島を舞台に、10歳の二コラが彼の母親と島の女性たちの秘密を探ろうとする過程を、圧倒的な映像美で描いている。
【フランス映画祭2016】
日程:6月24日(金) ~27日(月)
映画祭公式サイト:http://unifrance.jp/festival/2016/
『エヴォリューション(仮)』上映
日時:6月27日(月)
時間:14:00~
会場: 有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン11F)
http://unifrance.jp/festival/2016/films/evolution
ルシール・アザリロヴィック(Lucile Hadžihalilović)
1961年5月7日生まれ。フランス・リヨン出身の映画監督・脚本家。1996年制作、脚本、編集、監督を務めた52分の作品『ミミ』は、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で上映され、数々の賞を受賞。2004年に監督した長編映画『エコール』はアガット・フィルムズで制作され、サン・セバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞、ストックホルム国際映画祭で最優秀作品賞のブロンズホース賞と最優秀撮影賞を受賞、イスタンブール国際映画祭ではFIPRESCI賞と観客賞を受賞、ヌーシャテル国際ファンタジー映画祭で最優秀作品賞を受賞、日本のゆうばり国際ファンタスティック映画祭では特別審査員賞を受賞。2015年、本作『エヴォリューション(仮)』を監督。サン・セバスチャン国際映画祭をはじめ、数々の映画祭で上映、反響を呼んでいる。パートナーであるギャスパー・ノエとのコンビネーションでも知られる。
映画『エヴォリューション(仮)』
2016年11月渋谷アップリンク、新宿シネマカリテほか全国順次公開
少年と女性しかいない、人里離れた島に母親と暮らす10歳の二コラ。その島ではすべての少年が奇妙な医療行為の対象となっている。「なにかがおかしい」と異変に気付き始めたニコラは、夜半に出かける母親の後をつける。そこで母親がほかの女性たちと海辺でする「ある行為」を目撃し、秘密を探ろうとしたのが悪夢の始まりだった。“エヴォリューション(進化)”とは何なのか……?
脚本&監督:ルシール・アザリロヴィック(『エコール』(2004)『ミミ』(1996))
プロデューサー:シルヴィー・ピアラ、ブノア・カノン
撮影監督:マニュ・ダコッセ
美術監督:ライラ・コレット
出演:マックス・ブラバン、ロクサーヌ・デュラン、ジュリー=マリー・パルマンティエほか
配給:アップリンク
2015年/フランス/81分/フランス語/カラー/スコープサイズ/DCP