4月30日にロサンゼルスで開催されるオークションで、10万ドル~15万ドル(約1,123~1,685万円)の値がつくとされているバンクシーの「Happy Choppers」
現在、ドキュメンタリー映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』が渋谷シネクイントほかでロードショー公開中の、正体不明のストリートアーティスト、バンクシー。
4月30日にアメリカのロサンゼルスで開催されるオークションに、バンクシーの作品8点が出品されることになり、落札金額は合計50万ドル(約5,600万円)以上になるとみられている。
これは、ジュリアン・オークションが年2回開催している「ストリートアート&コンテンポラリーアート・オークション」で、今回はバンクシーの他にシェパード・フェアリー、スペース・インベーダー、ダミアン・ハースト、ジェフ・クーンズ、アンディ・ウォーホルなどの作品が出品され、オンラインで入札も可能である。
バンクシーの作品の中で10万ドル~15万ドル(約1,123万円~1,685万円)の最高値がつくとみられるのは、戦闘ヘリがリボンをつけて飛んでいる「Happy Choppers」で、まだ無名だった2002年にロンドンの工事現場に描いたステンシル。
2万ドル~2万5千ドル(約225万円~280万)で落札が見込まれているスクリーンプリントの「Morons」(2006年)の絵の額縁の中には、「 I can't believe you morons actually buy this shit. これを買うバカの気が知れない」という、アート業界に対する皮肉の1文が書かれている。バンクシーの作品は年々、オークションでの取引額が上がり続けている。
「MORONS」(2006年)
【参照元】
Banksy works expected to fetch $500,000 at US auction(「ABC net」2016/3/27)
映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』
渋谷シネクイントほか全国順次公開中、4月2日(土)より渋谷アップリンクにて上映
監督:クリス・モーカーベル
提供:パルコ
配給:アップリンク、パルコ
宣伝:ビーズインターナショナル
2014年/アメリカ/81分/カラー/16:9/DCP
【渋谷アップリンクにてトークイベント決定】
4月2日(土)19:30の回上映後「アートの価値」
〈ゲスト〉
・MADSAKI(アーティスト)
・佐藤拓(ギャラリーディレクター/CLEAR EDITION & GALLERY)
〈司会〉
・荏開津広(DJ/オールピスト京都/京都精華大学非常勤講師)