富山県富山市総曲輪のミニシアター、フォルツァ総曲輪が9月末をもって映画上映を休止すると2月11日、中日新聞が報じた。
176席のフォルツァ総曲輪は、富山市に寄贈された閉館した映画館・WIZシネマを活用するかたちで、2007年2月に総曲輪ウィズビルの4Fにオープン。市民有志らが運営する公設民営の施設としてスタートし、現在は市の補助金を受けて、同ビルのライブホールや会議室とともに、市出資の第三セクター会社「まちづくりとやま」が運営している。昨年の補助金は1,544万円だったという。
中日新聞の報道によると、入場者数は開館当初の年間約9千人から昨年は1万5千人と増えていたものの、6月に近くの再開発ビルでシネコンが開館するのを受け、市と「まちづくりとやま」の判断で上映休止が決まったという。
同館は、現在上映中の『ベトナムの風に吹かれて』『アンジェリカの微笑み』『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』『恋人たち』といった国内外のアート系ドラマ作品のほか、『真珠のボタン』『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』などドキュメンタリー作品も数多く上映してきた。
[写真:フォルツァ総曲輪の入口(フォルツァ総曲輪公式Facebookより)]
【中日新聞】
フォルツァ総曲輪 9月末 上映休止 独立系、社会派9年間で幕 富山市などシネコン誘致で(2016/2/11)
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2016021102100010.html
フォルツァ総曲輪公式サイト:
http://forza-sgw.jimdo.com/