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2015-11-28 19:50


ドラン アピチャッポン タケイら選ぶLGBT映画10

ドラン アピチャッポン タケイら選ぶLGBT映画10

ロンドンの「タイムアウト」紙が11月24日、LGBTをテーマにした映画のベスト50を発表した。このランキングはLGBTカルチャーの先駆と言える映画監督や俳優、作家、活動家の投票により選出。1位は、アン・リー監督の『ブロークバック・マウンテン』となっている。

今回の企画には、12月2日に主演作『エレファント・ソング』と監督作『Mommy/マミー』がDVD・Blu-rayで日本発売となるグザヴィエ・ドラン、2007年の作品『世紀の光』と最新作『光りの墓』の2作が来年日本公開となるアピチャッポン・ウィーラセタクン、『スター・トレック』シリーズでお馴染みの俳優ジョージ・タケイ、50年代ニューヨークを舞台に女性同士の恋愛を描いた『キャロル』が2016年2月に公開されるトッド・ヘインズ、1969年の同性愛者たちの抵抗運動「ストーンウォールの反乱」が題材の『Stonewall』を発表したローランド・エメリッヒらが参加。ほかにもジョン・ウォーターズやブルース・ラ・ブルース、ローズ・トローチなど、ゲイ、レズビアンであることを公言し、LGBTカルチャーの立役者と言えるアーティストたちが参加している。

また同紙では、コントリビューターそれぞれが選んだ10作品のリストも公開されている。グザヴィエ・ドランは、ニコール・キッドマンがヴァージニア・ウルフを演じた『めぐりあう時間たち』やグレッグ・アラキ監督の『ミステリアス・スキン』をセレクト。ジョン・ウォーターズはデレク・ジャーマン作品から『BLUE ブルー』を選び、アピチャッポン・ウィーラセタクンは大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』をベストワンに挙げている。

詳しいランキングとセレクトは「タイムアウト」紙のページまで。


【「タイムアウト」紙が選ぶベスト・ゲイ・ムービー50】
  より、ベスト10


1位『ブロークバック・マウンテン』(アン・リー監督/2005年)
2位『ボーイズ・ドント・クライ』(キンバリー・ピアース監督/1999年)
3位『ブエノスアイレス』(ウォン・カーウァイ監督/1997年)
4位『マイ・プライベート・アイダホ』(ガス・ヴァン・サント監督/1991年)
5位『オール・アバウト・マイ・マザー』(ペドロ・アルモドバル監督/1999年)
6位『甘い抱擁』(ロバート・アルドリッチ監督/1968年)
7位『ぼくのバラ色の人生』(アラン・ベルリネール監督/1997年)
8位『ミルク』(ガス・ヴァン・サント監督/2008年)
9位『とても素敵なこと-初恋のフェアリーテール-』(ヘッティ・マクドナルド監督/1996年)
10位『オルランド』(サリー・ポッター監督/1992年)




【「タイムアウト」紙】
  より、コントリビューターによるLGBT映画ベスト10


■グザヴィエ・ドラン(『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』監督)

1位『めぐりあう時間たち』(スティーブン・ダルドリー監督/2002年)
2位『ミステリアス・スキン』(グレッグ・アラキ監督/2004年)
3位『ブエノスアイレス』(ウォン・カーウァイ監督/1997年)
4位『マイ・プライベート・アイダホ』(ガス・ヴァン・サント監督/1991年)
5位『愛する者よ、列車に乗れ』(パトリス・シェロー監督/1998年)
6位『乙女の祈り』(ピーター・ジャクソン監督/1994年)
7位『ブロークバック・マウンテン』(アン・リー監督/2005年)
8位『パレードへようこそ』(マシュー・ウォーチャス監督/2014年)
9位『ボーイズ・ドント・クライ』(キンバリー・ピアース監督/1999年)
10位『モンスター』(パッティー・ジェンキンス監督/2003年)




■アピチャッポン・ウィーラセタクン(『ブンミおじさんの森』監督)

1位『戦場のメリークリスマス』(大島渚監督/1983年)
2位『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(ジョン・キャメロン・ミッチェル監督/2001年)
3位『河』(ツァイ・ミンリャン監督/1997年)
4位『お熱いのがお好き』(ビリー・ワイルダー監督/1959年)
5位『ケレル』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督/1982年)
6位『バッド・エデュケーション』(ペドロ・アルモドバル監督/2004年)
7位『オルランド』(サリー・ポッター監督/1992年)
8位『スコピオ・ライジング』(ケネス・アンガー監督/1963年)
9位『ミシマ』(ポール・シュレイダー監督/1985年)
10位『ピンク・フラミンゴ』(ジョン・ウォーターズ監督/1972年)




■ジョージ・タケイ(『スター・トレック』出演)

1位『ボーイズ・ドント・クライ』(キンバリー・ピアース監督/1999年)
2位『ミルク』(ガス・ヴァン・サント監督/2008年)
3位『ぼくのバラ色の人生』(アラン・ベルリネール監督/1997年)
4位『フィラデルフィア』(ジョナサン・デミ監督/1993年)
5位『とても素敵なこと-初恋のフェアリーテール-』(ヘッティ・マクドナルド監督/1996年)
6位『トランスアメリカ』(ダンカン・タッカー監督/2005年)
7位『ブロークバック・マウンテン』(アン・リー監督/2005年)
8位『キッズ・オールライト』(リサ・チョロデンコ監督/2010年)
9位『噂の二人』(ウィリアム・ワイラー監督/1961年)
10位『シングルマン』(トム・フォード監督/2009年)




■キンバリー・ピアース(『ボーイズ・ドント・クライ』監督)

『暗殺の森』(ベルナルド・ベルトルッチ監督/1970年)
『狼たちの午後』(シドニー・ルメット監督/1975年)
『ブエノスアイレス』(ウォン・カーウァイ監督/1997年)
『乙女の祈り』(ピーター・ジャクソン監督/1994年)
『リトル・ダーリング』(ロナルド・F・マックスウェル監督/1980年)
『マラノーチェ』(ガス・ヴァン・サント監督/1986年)
『スコピオ・ライジング』(監督/1963年)
『タイムズ・スクエア』(ケネス・アンガー監督/1980年)
『トッツィー』(シドニー・ポラック監督/1982年)
『ビクター/ビクトリア』(ブレイク・エドワーズ監督/1982年)
※アルファベット順




■トッド・ヘインズ(『キャロル』監督)

『ブロークバック・マウンテン』(アン・リー監督/2005年)
『花火』(ケネス・アンガー監督/1947年)
『自由の代償』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督/1975年)
『ブエノスアイレス』(ウォン・カーウァイ監督/1997年)
『悲しみの天使』(ジャン・ドラノワ監督/1964年)
『制服の処女』(レオンティーネ・ザーガン監督/1931年)
『真夜中のカーボーイ』(ジョン・シュレシンジャー監督/1969年)
『マイ・プライベート・アイダホ』(ガス・ヴァン・サント監督/1991年)
『見知らぬ乗客』(アルフレッド・ヒッチコック監督/1951年)
『愛の唄』(ジャン・ジュネ監督/1950年)
※アルファベット順




■ジョン・ウォーターズ(『ピンク・フラミンゴ』監督)

1位『スコピオ・ライジング』(ケネス・アンガー監督/1963年)
2位『チェルシー・ガールズ』(アンディ・ウォーホル監督/1966年)
3位『愛の唄』(ジャン・ジュネ監督/1950年)
4位『テオレマ』(ピエル・パオロ・パゾリーニ監督/1968年)
5位『ピンクナルシス』(ジェームズ・ビドグッド監督/1971年)
6位『ロープ』(アルフレッド・ヒッチコック監督/1948年)
7位『夜になるまえに』(ジュリアン・シュナーベル監督/2000年)
8位『BLUE ブルー』(デレク・ジャーマン監督/1993年)
9位『自由の代償』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督/1975年)
10位『忘れてしまう前に』(ジャック・ノロ監督/2007年)




■ローランド・エメリッヒ(『インディペンデンス・デイ』『Stonewall』監督)

1位『ブロークバック・マウンテン』(アン・リー監督/2005年)
2位『フィラデルフィア』(ジョナサン・デミ監督/1993年)
3位『サマー・ストーム』(マルコ・クロイツパイントナー監督/2004年)
4位『ベニスに死す』(ルキノ・ヴィスコンティ監督/1971年)
5位『真夜中のパーティ』(ウィリアム・フリードキン監督/1970年)
6位『ベルベット・ゴールドマイン』(トッド・ヘインズ監督/1998年)
7位『シングルマン』(トム・フォード監督/2009年)
8位『モーリス』(ジェームズ・アイヴォリー監督/1987年)
9位『ゴッド・アンド・モンスター』(ビル・コンドン監督/1998年)
10位『Mr.レディMr.マダム』(エドゥアール・モリナロ監督/1978年)




■ブルース・ラ・ブルース(『ノー・スキン・オフ・マイ・アス』監督)

1位『スケアクロウ』(ジェリー・シャッツバーグ監督/1973年)
2位『傷ついた男』(パトリス・シェロー監督/1983年)
3位『ブロークバック・マウンテン』(アン・リー監督/2005年)
4位『Parting Glances』(ビル・シャーウッド監督/1984年)
5位『ケレル』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督/1982年)
6位『わが心のジミー・ディーン』(ロバート・アルトマン監督/1982年)
7位『甘い抱擁』(ロバート・アルドリッチ監督/1968年)
8位『ウーマン・イン・リヴォルト』(ポール・モリセイ監督/1971年)
9位『マイ・ビューティフル・ランドレット』(スティーヴン・フリアーズ監督/1985年)
10位『プリック・アップ』(スティーヴン・フリアーズ監督/1987年)




■ローズ・トローチ(『GO fish』監督)

1位『ポイズン』(トッド・ヘインズ監督/1991年)
2位『ハイ・アート』(リサ・チョロデンコ監督/1998年)
3位『ブエノスアイレス』(ウォン・カーウァイ監督/1997年)
4位『ストレンジャー・インサイド』( シェリル・ダンアイ監督/2001年)
5位『Red Without Blue』(Brooke Sebold、Benita Sills、Todd Sills監督/2007年)
6位『Benjamin Smoke』(ジェム・コーエン監督/2000年)
7位『By Hook or by Crook』(Harriet Dodge、Silas Howard監督/2001年)
8位『デスペレート・リビング』(ジョン・ウォーターズ監督/1977年)
9位『マダム・サタ』(カリン・アイヌー監督/2002年)
10位『モナリザ』(ニール・ジョーダン監督/1986年)




【TimeOut】
The 50 best gay movies: contributors
(2015.11.24)
http://www.timeout.com/london/film/the-50-best-gay-movies-contributors

【TimeOut】
The 50 best gay movies: the best in LGBT film-making
(2015.11.24)
http://www.timeout.com/london/film/the-50-best-gay-movies-the-best-in-lgbt-film-making




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■リリース情報

DVD『エレファント・ソング』
2015年12月2日発売

4,536円(税込)
TCED-2838
販売元:TCエンタテインメント
発売元:アップリンク



DVD『Mommy/マミー』
2015年12月2日発売

4,104円(税込)
PCBE-55130
販売元:ポニーキャニオン
発売元:ピクチャーズデプト

★作品の購入はジャケット写真をクリックしてください。Amazonにリンクされています。


[トップ写真:左よりグザヴィエ・ドラン監督、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督、ジョージ・タケイ]

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