ハリウッドが起用すべき女性監督100人米誌発表

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2015-11-05 00:45

左よりミランダ・ジュライ、イサベル・コイシェ、ミア・ハンセン＝ラヴ

アメリカの「ニューヨーク・マガジン」誌が11月2日、運営するウェブサイト「VULTURE」のなかで、「ハリウッドが起用すべき100人の女性監督」のリストを公開した。

アメリカでは先に、2007年から2014年までの映画興行収入上位700作のうち、女性の監督による作品はわずか1.9パーセントだったということが報道され、昨年のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのハッキング事件により、映画『アメリカン・ハッスル』に出演したジェニファー・ローレンスの出演料が男性共演者よりも低かったことが明らかになるなど、ハリウッドでの女性差別について依然として議論を呼んでいる。

今回の記事を執筆した同誌の副編集長カイル・ブキャナンは、「20世紀フォックス、ソニー、パラマウント、ワインスタイン・カンパニーといった会社は今年、女性監督による映画を1本も公開しようとしない。いい加減にしろ。スタジオ経営者は女性監督を起用しない理由を『優秀な人材がいないから』と言うが、彼らは間違っている」という言葉に続けて、100人の女性監督を紹介。このリストには、現在『EDEN／エデン』が渋谷アップリンクで公開中のミア・ハンセン＝ラヴや、『しあわせへのまわり道』のイサベル・コイシェ、『the Future ザ・フューチャー』のミランダ・ジュライ、『不屈の男アンブロークン』の日本公開が決定したアンジェリーナ・ジョリーなどが選ばれている。

【VULTURE】ハリウッドが起用すべき100人の女性監督

レクシー・アレキサンダー（『パニッシャー:ウォー・ゾーン』）
デビー・アレン（『グレイズ・アナトミー恋の解剖学』）
アナ・リリ・アミリプール（『ザ・ヴァンパイア残酷な牙を持つ少女』）
アリソン・アンダース（『ストラッター』）
ジリアン・アームストロング（『シャーロット・グレイ』）
アンドレア・アーノルド（『フィッシュ・タンク』）
アマリラ・アサンテ（『ベル-ある伯爵令嬢の恋』）
ジェイミー・バビット（『Go!Go!チアーズ』）
エリザベス・バンクス（『ピッチ・パーフェクト2』）
スサンネ・ビア（『真夜中のゆりかご』）
キャスリン・ビグロー（『ゼロ・ダーク・サーティ』）
アンナ・ボーデン（『なんだかおかしな物語』）
ジェーン・カンピオン（『ピアノ・レッスン』）
ニキ・カーロ（『クジラの島の少女』）
グリンダ・チャーダ（『ベッカムに恋して』）
ブレンダ・チャップマン（『メリダとおそろしの森』）
リサ・チョロデンコ（『キッズ・オールライト』）
イサベル・コイシェ（『しあわせへのまわり道』）
マーサ・クーリッジ（『ランブリング・ローズ』）
ジア・コッポラ（『パロアルト・ストーリー』）
ソフィア・コッポラ（『ブリングリング』）
タムラ・デイヴィス（『バスキアのすべて』）
ドナ・ディッチ（『タイム・ラビリンス～時空の扉』）
ジュリー・デルピー（『スカイラブ』）
クレール・ドゥニ（『ネネットとボニ』）
エイヴァ・デュヴァーネイ（『グローリー/明日への行進』）
ヴァレリー・ファリス（『ルビー・スパークス』）
シャナ・フェステ（『カントリー・ストロング』）
ハンナ・フィデル（『女教師』）
アン・フレッチャー（『幸せになるための27のドレス』）
アンヌ・フォンテーヌ（『ボヴァリー夫人とパン屋』）
ジョディ・フォスター（『それでも、愛してる』）
パメラ・フライマン（『ママと恋に落ちるまで』）
サラ・ガブロン（『Suffragette（原題）』）
ジェニファー・ゲッツィンガー（『MAD MEN マッドメン』）
レスリー・リンカ・グラッター（『HOMELAND』）
デブラ・グラニク（『ウィンターズ・ボーン』）
タニア・ハミルトン（『Night Catches Us（原題）』）
サナー・ハムリ（『旅するジーンズと19歳の旅立ち』）
ミア・ハンセン=ラヴ（『EDEN／エデン』）
キャサリン・ハードウィック（『トワイライト～初恋～』）
メアリー・ハロン（『アメリカン・サイコ』）
レスリー・ヘッドランド（『バチェロレッテあの子が結婚するなんて! 』）
エイミー・ヘッカーリング（『クルーレス』）
マリエル・ヘラー（『The Diary Of A Teenage Girl（原題）』）
アニエスカ・ホランド（『ソハの地下水道』）
ニコール・ホロフセナー（『おとなの恋には嘘がある』）
コートニー・ハント（『フローズン・リバー』）
パティ・ジェンキンス（『モンスター』）
タマラ・ジェンキンス（『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』）
ヴィッキー・ジェンソン（『シュレック』）
アンジェリーナ・ジョリー（『不屈の男アンブロークン』）
ミランダ・ジュライ（『the Future ザ・フューチャー』）
ジェニファー・ケント（『ババドック暗闇の魔物』）
マリアム・ケシャヴァル（『アタフェの選択』）
ビーバン・キドロン（『ブリジット・ジョーンズの日記きれそうなわたしの12か月』）
キム・ソヨン（『彷徨の日々』）
カリン・クサマ（『ジェニファーズ・ボディ』）
ミミ・レダー（『ペイ・フォワード可能の王国』）
ジュリア・リー（『スリーピングビューティー禁断の悦び』）
キャシー・レモン（『ケイブマン』）
フィリダ・ロイド（『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』）
ジュリア・ロクテフ（『ロンリエスト・プラネット孤独な惑星』）
ミシェル・マクラーレン（『ブレイキング・バッド』）
シャロン・マグワイア（『ブリジット・ジョーンズの日記』）
ゲイル・マンキューソ（『モダン・ファミリー』）
ペニー・マーシャル（『レナードの朝』）
ベス・マッカーシー＝ミラー（『コミ・カレ!!』）
ディーパ・メータ（『とらわれの水』）
ナンシー・マイヤーズ（『マイ・インターン』）
レベッカ・ミラー（『50歳の恋愛白書』）
ジョセリン・ムーアハウス（『キルトに綴る愛』）
リード・モラーノ（『Meadowland（原題）』）
ミーラー・ナーイル（『サラーム・ボンベイ!』）
ジェニファー・ユー・ネルソン（『カンフー・パンダ2』）
ステイシー・パッソン（『アビーと秘密の部屋』）
キンバリー・ピアース（『ボーイズ・ドント・クライ』）
ローラ・ポイトラス（『CitizenFour（原題）』）
サラ・ポーリー（『物語る私たち』）
サリー・ポッター（『ジンジャーの朝さよなら、わたしが愛した世界』）
ジーナ・プリンス＝バイスウッド（『リリィ、はちみつ色の秘密』）
リン・ラムジー（『少年は残酷な弓を射る』）
ディー・リース（『パライア Pariah』）
ケリー・ライヒャルト（『ナイト・スリーパーズダム爆破計画』）
ジリアン・ロベスピエール（『Obvious Child（原題）』）
パトリシア・ロゼマ（『私は人魚の歌を聞いた』）
マルジャン・サトラピ（『ハッピーボイス・キラー』）
ロネ・シェルフィグ（『ワン・デイ 23年のラブストーリー』）
フローリア・シジスモンディ（『ランナウェイズ』）
リン・シェルトン（『ラブ・トライアングル』）
ジル・ソロウェイ（『午後3時の女たち』）
ペネロペ・スピアリス（『ウェインズ・ワールド』）
ジル・シュプレッヒャー（『パーフェクト・プラン完全なる犯罪計画』）
シャリ・スプリンガー・バーマン（『私がクマにキレた理由（わけ）』）
バーブラ・ストライサンド（『マンハッタン・ラプソディ』）
サム・テイラー＝ジョンソン（『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』）
ジュリー・テイモア（『アクロス・ザ・ユニバース』）
ベティ・トーマス（『プライベート・パーツ』）
ラナ・ウォシャウスキー（『ジュピター』）
アリス・ウィンクール（『博士と私の危険な関係』）