「都電テーブル」の店内 ©都電テーブル
現在、2016年の劇場公開へ向けてMotionGalleryでクラウドファンディングを実施中の竹馬靖具監督の新作映画『蜃気楼の舟』が、8月にグランドオープンした新たなスポット「都電テーブル」で、イベント「社会から、芸術から"居場所"について語る」を行う。
10月27日(火)に行われるこのイベントには、「空き家活用!シェルター+こどもクッキングサロン×若者向けシェアハウス」の実現に取り組んでいる、一般社団法人つくろい東京ファンドの稲葉剛代表理事とともに、竹馬監督と今作のプロデューサー汐田海平が登壇する。
『蜃気楼の舟』は、東京からホームレスの老人たちを連れ去り、小屋に詰め込み世話をするかわりに生活保護費をピンハネすることを生業とする「囲い屋」の若者たちを主人公にしたドラマ。竹馬監督は、ホームレスも金に換えようとする日本の生の劣化に抗いたいという思いで今作を完成させた。
会場となる「都電テーブル」は、MotionGalleryでのクラウドファンディングを通じ、都電荒川線の向原駅近くにオープンした、まちに住む人々やお母さんの新たな“居場所”として利用されているお店。今回はこの「都電テーブル」を会場に、貧困の現場から見た“孤独”とアート映画のスクリーンを通して見る“孤独”、それぞれ異なる視点から捉えた現在の日本における“居場所”について、一緒に考えることのできるイベントとなっている。
「社会から、芸術から"居場所"について語る」
日程:2015年10月27日(火)
時間:20:00~22:00
会場:都電テーブル
(東京都豊島区東池袋2-6-2 ロイヤルアネックス201)
参加費:1,000円(1ドリンク+軽食付き)
登壇:竹馬靖具(映画『蜃気楼の舟』監督)、汐田海平(映画『蜃気楼の舟』プロデューサー)、稲葉剛(一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事)
司会:大高健志(MotionGallery主宰)
稲葉剛
1969年、広島県広島市生まれ。1994年より東京・新宿を中心に路上生活者支援活動に取り組む。20年間で3000人以上の路上生活者の生活保護申請を支援。2001年、湯浅誠らと共に自立生活サポートセンター・もやいを設立し、共同代表に就任(現在は理事)。2014年、一般社団法人つくろい東京ファンドを設立し、空き家を活用した低所得者支援に乗り出す。一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、自立生活サポートセンター・もやい理事、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、生活保護問題対策全国会議幹事、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授。
竹馬靖具
1983年、栃木県足利市生まれ。役者としての活動を経て、2009年、自身が監督・脚本・主演を務めた映画『今、僕は』を発表。2011年、真利子哲也監督の映画『NINIFUNI』に脚本で参加。2016年1月、監督第2作『蜃気楼の舟』がアップリンクの配給により公開。
公式Facebookイベントページ:
https://www.facebook.com/events/911162125644222/
映画『蜃気楼の舟』より
田中泯出演!東欧最大の映画祭正式出品『蜃気楼の舟』を体験として届けるプロジェクト:
https://motion-gallery.net/projects/SHINKIRO_NO_FUNE/
映画『蜃気楼の舟』クラウドファンディング特設サイト:
http://uplink.co.jp/SHINKIRO_NO_FUNE/funding/
映画『蜃気楼の舟』公式サイト:
http://uplink.co.jp/SHINKIRO_NO_FUNE/
空き家活用!シェルター+こどもクッキングサロン×若者向けシェアハウスを作りたい!:
https://motion-gallery.net/projects/tsukuroi2015