ウィキリークスは7月31日「Target Tokyo」と題したリリースを発表した。
第一次安倍政権時代からアメリカの情報機関NSA(国家安全保障)が内閣官房や財務省、経済産業大臣などの政府高官や日本銀行、そして、三菱商事や三井物産の天然資源関係などの企業の電話を盗聴しレポート作成。
その一部をイギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの政府に提供していたとしている。
ウィキリークスのジュリアン・アサンジ代表はこの盗聴の教訓として、「日本は世界を監視する超大国が礼節や敬意をもってふるまってくれるとは期待するなということだ」といっている。
日本の極秘情報がだだ漏れということがわかり、TPP交渉が大詰めとなっている現在、日本政府はこの教訓をどういかすのかが注目される。
ウィキリークス・サイト・プレスリリース
https://wikileaks.org/nsa-japan/
盗聴された35の電話番号リスト
https://wikileaks.org/nsa-japan/selectors.html
盗聴情報から分析された輸出入、気候温暖化に関する極秘情報レポート
https://wikileaks.org/nsa-japan/intercepts/
NHKの報道
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150731/k10010173871000.html