音楽家アーサー・ラッセルのドキュメンタリー映画『ワイルド コンビネーション:アーサーラッセルの肖像』が7月27日(月)28日(火)の2日間、渋谷アップリンクにて日本初公開されることになった。
1970~1980年代のニューヨーク、ダウンタウンの音楽シーンでアレン・ギンズバーグやフィリップ・ グラス、デヴィッド・バーンらと活動し高く評価されるものの、ヒットには恵まれず1992年にエイズによる合併症で亡くなったアーサー ラッセル。アイオワ州の田舎で育った彼はチェロそして電子機器を使い、実験音楽からディスコまで幅広いジャンルで才能を発揮した。
2015年も未発表曲集『Corn』がリリースされ、今なおファンを増やし続ける彼の人物像や制作のモチベーションなど、天才と呼ばれながらも人付き合いに不器用だったその姿を両親、恋人、仲間の証言から紐解くドキュメンタリーだ。
映画『ワイルド コンビネーション:アーサーラッセルの肖像』より
監督のマット・ウルフは2008年に今作を発表の後、2013年に『イギリス「族」物語 』などで知られる作家ジョン・サヴェージの同名著作を映画化した『ティーンエイジ(Teenage)』を発表。2015年には、レナ・ダナムがプロデュースと出演し、「エロイーズ」シリーズで知られる絵本作家ヒラリー・ナイトを描く短編ドキュメンタリー『イッツ・ミー、ヒラリー:エロイーズを描いた男(It's Me, Hilary : The Man Who Drew Eloise)』の監督を務め、サンダンス映画祭で上映された。
今回の初公開にあたり、27日(月)には会場とニューヨークをスカイプで繋ぎ、マット・ウルフ監督によるQ&Aが行われるほか、28日(火)にもゲストトークが予定されている。現在アップリンクの公式サイトにて予約を受付中だ。
『ワイルド コンビネーション:アーサーラッセルの肖像』二夜限定プレミア上映
7月27日(月)28日(火)渋谷アップリンク・ファクトリー
映画『ワイルド コンビネーション:アーサーラッセルの肖像』より
〈第一夜〉
7月27日(月)19:00開場/19:30上映開始
上映終了後、NYのウルフ監督とスカイプでQ&Aあり
http://www.uplink.co.jp/event/2015/38943
〈第二夜〉
7月28日(火)19:00開場/19:30上映開始
上映終了後、ゲストトークを予定
http://www.uplink.co.jp/event/2015/38948
会場:渋谷アップリンク・ファクトリー(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル)[地図を表示]
料金:1,800円(+1ドリンク500円)
監督:マット・ウルフ
出演:フィリップ・グラス、アレン・ギンズバーグ(資料映像)、デイヴィッド・トゥープ、他
日本語字幕制作:Normal Screen
2008年/アメリカ/71分/英語/日本語字幕
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