TOPICS

cinema

東京都 渋谷区

2015-07-10 17:17


海外で映画制作・研究を磨く 文化庁研修制度募集

海外で映画制作・研究を磨く 文化庁研修制度募集

文化庁が毎年行っている、「新進芸術家海外研修制度」(長期研修)の募集が現在実施されている。

「新進芸術家海外研修制度」は、美術、音楽、舞踊、演劇、映画、舞台美術等、メディア芸術の各分野で活躍する人たちが、海外で研修することを支援する制度。映画の分野に関しては、監督やカメラマンといった作り手だけでなく、映画教育やフィルムアーカイブ、アートマネジメントを志す人の研修も対象となっている。

今回の平成28年度の研修は、平成28年9月1日から平成29年3月31日の間に日本を出発する日とし、特別研修(80日)、1年研修(200~350日)、2年研修(700日)、3年研修(1050日)の日程がある。

研修制度を受ける人には、往復の航空賃、支度料25,000円、滞在費として日当及び宿泊料が支給される。

ここ数年、映画の分野では、『祭の馬』の松林要樹監督(平成27年度/ブラジル・サンパウロ)、『なみのおと』の濱口竜介監督(平成27年度/アメリカ・ボストン)、『ほとりの朔子』などの作品のサウンドデザイナー徐敬太氏(平成27年度/アメリカ・ニューヨーク)、『サウダーヂ』の富田克也監督(平成26年度/タイ・バンコク)、『私の男』の熊切和嘉監督(平成26年度/フランス・パリ)、『デトロイト・メタル・シティ』などの俳優・鈴木一真氏(平成26年度/アメリカ・ロサンゼルス)、『禁忌』などの作品の撮影監督・古屋幸一氏(平成25年度/アメリカ ロサンゼルス)、『もらとりあむタマ子』などの脚本家・向井康介氏(平成25年度/中国・北京)、映画評論家の平澤剛氏(平成25年度/イギリス・ロンドン、アメリカ・ニューヨーク)といった人たちがこの研修制度を利用している(以上、すべて1年研修)。

応募は直接文化庁に送付する方法以外に、一般社団法人コミュニティシネマセンターなどの書類提出先団体に送付する方法がある。文化庁提出の締切は8月14日(金)消印有効、コミュニティシネマセンターは8月3日(月)必着と、提出先によって締切日が異なるので注意してほしい。

映画分野の応募には、申込書以外に推薦書や、監督・俳優・撮影などが専門分野の場合は作品資料として過去3年以内に制作または出演した映像作品を収録したDVD(1作品5分以内、全体で15分以内)が、評論などについてはA4版のクリアファイル(20ポケット以内)での資料の提出が必要となる。詳しい応募要項は公式サイトを確認してほしい。

【一般社団法人コミュニティシネマセンター】
150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 5F
TEL:050-3535-1573 FAX:03-3461-0760
Email:film@jc3.jp
http://jc3.jp/

【文化庁】
平成28年度新進芸術家海外研修制度(長期)募集について
http://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/kobo/shinshin_choki.html

[photo:via flickr @Kirill Proskurin

レビュー(0)


コメント(0)