映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』より 2014©Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney
2014年の第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞した『White God』(英題)が邦題を『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』として11月21日(土)より公開されることが決定した。
本作は、雑種犬に重税が課せられる法律の影響で飼い主の少女と離ればなれになった犬“ハーゲン”と、人間から虐げられ保護施設に入れられた犬たちの反乱を描いた物語。ハンガリーの首都ブタペストを数百匹の犬が疾走する、迫力と緊張感あふれるシーンはCGなしで撮影されたという。タレント犬ではなく実際に施設に保護されていた250匹以上の犬への演出と犬たちの演技が評価され、ハーゲンを演じたルークとボディ(兄弟/二匹一役)に、優れた演技の犬に贈られるパルムドッグ賞が授与された。
映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』
11月21日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
雑種犬に重税を課すという悪法が施行された、ある街。13歳のリリは理解のない父親によって愛犬ハーゲンを捨てられてしまう……。必死でハーゲンを救うべく探し回るリリ、そして主人を失ってしまったハーゲンは安住の地を求めて街を彷徨う。人間に捨てられ、裏切られてしまった、かつての“人類最良の友”。ハーゲンは虐げられてきた施設の犬たちを従えて人間に対して反乱を起すのだった……。
監督:コーネル・ムンドルッツォ
出演:ジョーフィア・プショッタ、シャーンドル・ジョーテール/ルークとボディ
配給:シンカ
提供:シンカ、ミッドシップ
2014年/ハンガリー、ドイツ、スウェーデン合作/119分/シネスコ
後援:ハンガリー大使館
公式サイト:http://www.whitegod.net