4月25日にオープンしたミニシアター、ユジク阿佐ヶ谷で6月20日(土)から鎌仲ひとみ監督の特集上映「鎌仲ひとみ映画祭」が開催される。
今回の特集上映では、福島第一原発の事故から4年経った現在、“原発”への問題意識を再度喚起する、というテーマで鎌中監督の『ヒバクシャ―世界の終わりに』『六ヶ所村ラプソディー』『ミツバチの羽音と地球の回転』という“核をめぐる三部作”、そして『小さき声のカノン』の計4作品を上映する。
阿佐ヶ谷ユジクの入口、ビルの地下1階に位置する。
ユジク阿佐ヶ谷は、阿佐ヶ谷駅北口より徒歩3分、同じく阿佐ヶ谷にあるミニシアター、ラピュタ阿佐ヶ谷の姉妹館として、かつて「アート・アニメーションのちいさな学校劇場」だった場所にオープン。120インチのスクリーンと、ドリンクホルダーが設置されたシート45席を完備している。館名のユジクは、ロゴにも用いられているハリネズミの名前で、「アート・アニメーションのちいさな学校」にゆかりのあるロシアのアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインの『霧の中のハリネズミ』に登場するキャラクターとのことだ。
阿佐ヶ谷ユジクの館内
現在の上映作品は、ラピュタ阿佐ヶ谷を経営する才谷遼の初監督作『セシウムと少女』がオープン以来ロングランのほか、母親の胎内にいたときのことを子どもが覚えている「胎内記憶」についてのドキュメンタリー『かみさまとのやくそく』。今後の編成について支配人の武井悠生さんは「ドキュメンタリー作品に限らず、アート系の映画やアニメーション作品も増やしていきたい」と語っている。そして中央線沿線という立地もあり「新宿より西側にお住まいの方にぜひ来てもらいたいです」とアピールしている。
鎌仲ひとみ映画祭 6月20日(土)~7月17日(金)
上映作品:
『小さき声のカノン―選択する人々』 (2014年/カラー/119分)
『ミツバチの羽音と地球の回転』 (2010/カラー/135分)
『六ヶ所村ラプソディー』 (2006/カラー/119分)
『ヒバクシャ―世界の終わりに』 (2003/カラー/116分)
ユジク阿佐ヶ谷
阿佐ヶ谷ユジクのロビー
東京都杉並区阿佐谷北2-12-19-B1 [地図を表示]
TEL:03-5327-3725
公式サイト:https://yujiku.wordpress.com
公式Twitter::https://twitter.com/yujiku_asagaya
公式Facebook::https://www.facebook.com/yujiku.asagaya
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