▲映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』より
5月8日、種子売上げ世界第3位のスイスのシンジェンタ社が、種子売上げ1位のアメリカ・モンサントからの買収提案を拒否したと発表した。公式ホームページにも声明がアップされている。
今回の発表によると、モンサントは総額約415億スイスフラン(5兆4,400億円)を提示したが、シンジェンタは自社の価値が低く評価されていること、各国の統合の承認を経るリスクなどを勘案していないことを理由に挙げ、モンサントの要求を断ったという。
シンジェンタは農薬の分野ではモンサントを抑えて23.1パーセントの101億6,200万ドル(1兆2,193億円)と世界最大のシェアを誇るため、合併が実現していれば、農薬・種子それぞれで世界最大手の企業となるはずだった。
モンサント、シンジェンタをはじめとするアグロバイオ企業による遺伝子組み換え食品がアメリカの食卓そして生活にいかに拡大しているかを描くドキュメンタリー『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』は、現在渋谷アップリンクほかで上映中。
【日本経済新聞】
米モンサントの買収提案を拒否 農薬大手シンジェンタ (2015.5.8)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM08H5X_Y5A500C1FF2000/
【シンジェンタ公式ホームページ】
Syngenta statement on unsolicited preliminary approach from Monsanto(2015.5.8)
http://www.syngenta.com/global/corporate/en/news-center/news-releases/Pages/150508.aspx
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映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』
渋谷アップリンク、名古屋名演小劇場、横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開中、
他全国順次公開
監督:ジェレミー・セイファート
出演:セイファート監督のファミリー、ジル=エリック・セラリー二、ヴァンダナ・シヴァ
協力:大地を守る会、生活クラブ生協、パルシステム生活協同組合連合
字幕:藤本エリ
字幕協力:国際有機農業映画祭
配給:アップリンク
2013年/英語、スペイン語、ノルウェー語、フランス語/85分/カラー/アメリカ、ハイチ、ノルウェー
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/gmo/
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