昨年23年ぶりの監督作『リアリティのダンス』を公開したアレハンドロ・ホドロフスキーが、第65回ベルリン国際映画祭初日の2月5日(現地時間)に新作『エンドレス・ポエトリー』の製作発表を行った。
本作はホドロフスキーの自叙伝『リアリティのダンス』を原作としており、映画『リアリティのダンス』では、チリの田舎町トコピージャを舞台に少年時代を描いていたが、その続編とも言える今作では首都サンティアゴを舞台に、青年時代のホドロフスキーと当時のアバンギャルドな詩人、アーティスト、パフォーマー、ミュージシャンなどとの交流を、現実とフィクションを織り交ぜたマジック・リアリズムの手法と構成で描いていく内容になるという。
チリ、日本、フランスの共同製作で、日本からは『リアリティのダンス』を配給したアップリンクが参加し、同社代表の浅井隆が共同プロデューサーを務める。
本作製作のためにホドロフスキーは今後自身の監督作を製作する会社サトリ・フィルムスを昨年末パリに設立。CEOをホドロフスキー、パートナーに本作のプロデューサー、ハヴィエル・ゲレロ・ヤマモトと浅井隆を据え、ベルリン映画祭でサトリ・フィルムスがインターナショナル・セールスをスタートさせる。
本作の撮影は7月からサンティアゴで行い、完成は2016年2月の予定となっている。
また本作の製作資金の一部を2月15日よりキックスターターで募ることも決定。当日はホドロフスキー監督自身がインターネットを通じライブで製作発表を全世界に向けて発信する。
アレハンドロ・ホドロフスキー監督
『エンドレス・ポエトリー』製作発表
『エンドレス・ポエトリー』イメージ・スケッチ ©Pascale Montandon-Jodorowsky
日程:2月15日23時(日本時間)
YouTube LIVE:http://www.poesiasinfin.com/