モルモン教の本部のあるユタ州ソルトレイクシティで1月27日、教会幹部が記者会見を行い、同性愛者の権利を擁護する法律を支持すると発表した。
これまでモルモン教の教えでは、同性愛は深刻な罪だとされてきており、2008年、カリフォルニア州での「プロポジション8」と呼ばれる同性婚を禁止する州民提案8号の賛否の投票では、モルモン教は同性婚禁止のために多大な資金を投じたことが報じられた。僅差で可決された「プロポジション8」はその後、2013年6月に最高裁により却下されており、今回の発表は、同性愛容認への世論の流れを受けてのものと報道されている。
しかし教会幹部は、今回の発表は「結婚は男女間のものである」とする教義の転換を意味しないとして、同性婚は今後も容認しないとしている。
【47NEWS】
モルモン教が同性愛容認 世論の変化、宗教にも(2015.1.29)
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012901002959.html
【HUFF POST】
Mormon Church's New LGBT Stance Draws Mixed Response From Gay Mormons(2015.1.28)
http://www.huffingtonpost.com/2015/01/28/mormon-church-lgbt_n_6559272.html
【webDICE TOPICS】
米同性婚反対キャンペーンにモルモン教会が資金(2008-10-28)
http://www.webdice.jp/topics/detail/1032/
[写真:HUFF POSTの記事より]